そして、
赤ちゃんを待つ日々が始まりました。

ある時、
お月のものが
10日程遅れたことがありました。

とーこちゃんが治療を続けている頃から、
精神的にも身体的にも
しんどい日々は続いていたのですが、
有り難いことに、
お月のものは規則正しくやってきてました。

なので、
10日程遅れたとき、
もしかして、赤ちゃん来てくれたかな?
と期待しました。

私の心も
ふわふわ、
軽くなったような気がしていたし、
心があったかくなったようにも
感じました。

そして、
ちょっと時期は早かったものの、
妊娠検査薬でチェック。

結果は、

陰性。

お月のものも、
数日後に始まりました。


私は、
かなり、落ち込みました。

私達が決めたタイムリミットまでに
赤ちゃんを授かれないこと。
それは、想定内のことでした。

だから、この時、
妊娠出来ていなかったことも、
想定内のこと、

だったはず。

でも、
私は、
かなり落ち込みました。

自分でもびっくりする程、
がっかりしました。


私は、
こんなに赤ちゃんが欲しかったんだ、
赤ちゃんを待っていたんだ、
赤ちゃんに会いたかったんだ、

じわじわ
じわじわ
実感しました。


その頃、
とーこちゃんが旅立ってからずっと、
食欲が無い日々は続いていて、
食べても食べなくても
どっちでもいいや〜、って
思ってて、
食生活や、自分の体のことは、
あまり気にかけていませんでした。

きっと、
こんな私のところには、
赤ちゃんは来てくれない。

そう思いました。

もしかしたら、
赤ちゃんは、
一度は私のお腹の中に
来てくれたかもしれない。
そして
すぐに
お空にかえっちゃったのかもしれない。


それは、
とーこちゃんからのメッセージのようにも
思いました。

「ママ、ちゃんとご飯食べないと
   だめだよ。
   自分の体、大事にしないと
   だめだよ。」

そんなとーこちゃんからの
メッセージだと思いました。