感想戦での一幕 | ☗息子と将棋☖

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将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

昨夜の将棋の時間が終わる頃、兄弟対局をやらせてみました。

序盤中盤はあまり見ていなかったのですが、終盤頃に盤面を見てみると次男がガンガン攻めて超優勢。

長男はすっかり不機嫌になっています。

長男も反撃に出ましたが、攻めが途切れた隙に次男に攻められ、悔しそうに投了。

長男は悔しさのあまり、終局後すぐに駒をクシャクシャっとしてしまいました。

次男は「ああ…ぐすんと小さく悲鳴をあげると、寂しそうに「感想戦やろ?」と長男に呼びかけました。
しかし長男は「やらない」と。

けれど次男は構わず終盤に差し掛かる頃の局面に駒を並べて、「長男ちゃん、ここでこう受けたけど、こっちのほうが良かったんじゃないかな」と意見を言いました。
すると長男は「それだとこうなって結局良くないでしょ!」と応じます。

長男はかなり不機嫌そうで喧嘩腰ながらも、何だかんだで感想戦に付き合っていました。

次男が何を言っても長男が「それでもこうなるからダメ」とダメ出しするので、私が「じゃあ、その前の局面で既に悪かったってこと?」と聞くと、長男は俯いてしまいました。

その後、感想戦を終えると次男は先に寝室へ。

将棋部屋には長男が残ったので、長男に「実際どうだった?」と聞いてみました。

すると長男はポツリと「中盤でミスった」と。

「じゃあ、そのミスのところでどうすれば良いかはわかったかい?それがわかったなら良いと思うよ」

と声をかけました。

長男はしばらく俯いてからポツリと、今度は

「いや、ミスじゃない。次男が強かった」

と、意外なことを言いました。
長男の口から「次男が強い」って初めて聞いたかも。

長男は続けてこう言いました。

「最近ウォーズやるようになって、けっこう相手の色々な戦型の次の手が読めるようになってきたんだけど、次男の次の手は読めない」

ほほう。

次男の前だと悔しくて言えなかったのでしょうが、見栄をはらず素直な感想を言ってくれました。

次男は起源戦以降、7八飛戦法にハマっているのですが、「7八飛戦法のね、角を交換しない手筋をもっと研究したいんだよね」と意欲を見せ始めています。

長男に、「お父さんも、次男は7八飛戦法を知ってから強くなったと思う。でも、次男が強くなったら、家にライバルがいたら、それは最高の環境じゃない?」

と言うと、長男は少し表情を緩めて頷きました。

いくらか満足気な表情になって寝室に行った長男。

私が寝る頃に寝室を覗くと、二段ベッドの上の段に二人で仲良く寝ていました。

かわいい奴らよ。