他人のせい?自分のせい? | ☗息子と将棋☖

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将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

私が大学のとき通っていた絵画教室の、御年80歳を越えるおじいちゃん先生は、「なんでも他人のせいにしなさい」と私におっしゃいました。

当時の私は「さすが達観しておられる」と、いたく感心したのを覚えています。

今思えば、抱えすぎるところがある私に対するアドバイスだったのでしょう。
その言葉で気持ちがふわりと軽くなったものです。


とは言え・・・とは言えウチの長男。

負けたときの言い訳が相変わらず情けないえーん

曰く、

「相手が○級(段)だから負けた」

「ウォーズは集中できないから負けた」

「相手が嫌な戦法してきたから負けた」

と、他人のせいにし過ぎなのです。

負けた原因を外に求め、内には目を向けようとしませんので、昨夜は強めに戒めました。

殊に将棋は、負けたときに他人のせいにしたところで、相手がわざと負けてくれたり、弱くなったりすることはありません。
それに、自分自身の成長にもつながらないから、いずれ将棋がつまらなくなるでしょう。

それらを踏まえ、長男にはこんなふうにポイント別に伝え、考え方を整理してみました。

【負けたときに外に原因を求める】

・弱い。
・改善を他者に委ねることになり、結果として自分自身は変われない。
・ダサい。

【負けたときに内に目を向ける】

・強い。
・内省することで成長につながる。
・かっこいい。

比べると、どちらが良いかは一目瞭然です。

しかし、内に目を向けるということは、心が強くないとできません。

強くなるとはそういうことであり、すなわち「自分に打ち克つ」とはそういうことなのだと諭しました。
(自分のことは棚に上げて口笛

でもまあ、それが難しいことだとは、わかってるんですけどね💦


こういう話をすると、シドニー五輪柔道での篠原信一さんのあの言葉を思い出します。

今から20年以上も前。2000年のシドニー五輪柔道の決勝。
金メダルをかけた篠原信一さん対フランスのドゥイエ選手の一戦は、篠原さんの一本勝ち!と思われましたが、世紀の大誤審により、結果篠原さんは銀メダルという結果で終わってしまいました。

日本中が怒りの声で沸き立つ中、篠原さんが発した言葉が、


「弱かったから負けた。それだけです」


この言葉に、コロッケ青年の心はぶるぶると震えたものです。



おじいちゃん先生の言葉と、篠原さんの言葉は対極的ではありますが、とちらも私の心を打った言葉です。


・・・で、長男にはもうちょっと篠原さん寄りの気構えが欲しい💦と思うのです。


⚠内に目を向けすぎると、自分を追い込んでしまい、それはそれで危険であることは言うまでもありません。要はバランスが大事と考えます。