小学校学童将棋トーナメントの2年生の部で、長男はなんとか優勝できましたが、所謂「薄氷の勝利」でした。
長男は、時々思い出したようにぽつりぽつりと、H君との対局内容を断片的に教えてくれました。
「長男ちゃんが詰んで勝ったけど、次の一手でH君も詰みがあった」
「最後はもうダメだと思って、無理やり角を放り込んだらH君が取ってくれた。それで詰ますことができたけど、H君のあのミスがなかったら負けていた」
「H君は不思議な攻め方だった。あんな攻め、初めて見た」
などなど。
長男的にも勝った気になれない勝利だったことがうかがえます。
そして、何より驚いたことが、H君が言うには、H君は将棋教室にも通っていないし、日頃から将棋に熱心に取り組んでもいない、ということ。
一方長男は、昨年のトーナメント以来、ほぼ毎日将棋に取り組んできました。
1年間がんばって、やっとH君に並ぶ力を付けたことになります。
H君が言うことが本当だとしたら、H君はものすごい才能を持っているかもしれない。
見たことのない攻め方をしてくるというのも、定跡等を勉強していない天然モノの才能である証左ではないでしょうか。
長男も「H君はちゃんと将棋やったら、すごい強くなると思う」と言っていました。
私も思わず「H君を将棋教室に誘ってみたら?」と言ってしまいました。
もちろん無理強いは出来ないけれど、H君には本格的に将棋を始めてみてほしいと思わずにはいられない。