二月より、都内に数十店舗展開する
飲食企業の居酒屋に配属されていた。

朝の10時前には、店に入り、夜は24時過ぎに店を出る生活が、初日より始まっていた。

東京においても、五本の指に入るくらいの主要駅から、徒歩一分。

昨年末にオープンしたその店は、とにかく回転効率重視。やたら混む。

前職では、三年弱、管理部門で一日中オフィスワークをしていたチィにとっては、当初は業務や勤務時間になかなか身体がすぐには反応せず、3日目を過ぎる頃には、体重が2キロ減っていた。

ただ、学生時代の飲食経験から、チィには自然と


〈慣れるのは時間の問題〉


ということが、分かっていた。


一週間が経ち、その店のホール、レジ業務の大半を習得し、店舗で働く仲間とのコミュニケーションが取れるようになるに従い、余裕が生まれ、身体も疲れなくなった。


休みの日には、これからの目標や戦略を練りながら、


〈さあ、どうやって金貯めるか。仕入れ先はどーするか。〉


近い未来について想いを馳せるー。


〈どんな手を使っても独立というスタートラインに立ってやる。そして既に走っている飲食経営者をぶっちぎるには、もっと今自分を追い込み、あり得ないことを考え実行しなければ〉



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