震災から一週間。


街を行き交う人の数も徐々に増え、普段の活気を取り戻しつつあった。


多くの会社経営者のブログでは、消費活動を自粛せずむしろ発破をかけるような文面が目立ってきていた。


気温もようやく春の訪れを感じさせるようなところまで上がり、


まだまだ予断は許さないが、人々の心の中で前向きに生きていこういう気持ちが盛り上がってきているのを感じていた。



「さあ、今日は売るぞ!」



落ち込んでいた分の売上を取り返すべく、いき込む店長。



この店にきた人が満足するようなサービスを今日も心がけよう。



こんなとき、僕らの出来ることはお客さんを笑顔にすることだー。



店長の言葉を聞きながら、チィは今日来るであろうたくさんの人々でいっぱいになった店内を想像していた。




緩んだ前掛けを再び固く結び直し、立て看板を外に出す。





いらっしゃいませ!!



開店と同時にお客さんがどっと流れ込んだ。



お客さんに楽しんでもらい、自らも楽しむことー。



ピンチになって改めて、飲食業の存在そのものについて考えさせられた一週間であった。


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