一般の正社員で20万中盤。

店長クラスで30~40万。

統括になるとさらについかで10万以上。


業績がよければ賞与もでる。


ある程度の規模の飲食系企業の給与は大体が上記の枠に当てはまるであろう。


しかし、


求人広告と条件が違うなんてことはよくあることだった。



企業としては少しでも条件をよく見せて母数を増やしていきたいのだろう。


だか、逆にその辺りの曖昧さが、新卒でなかなか正社員として飲食業を選ぶ人が少ない原因の一つかもしれないとチィは実体験から感じていた。


さらに、前職で管理部門で働いていたチィは、前職に換算した残業時間を頭の中で計算していた。




月平均、120から150時間の残業。



それだけ勤務していれば、かなりの金額を貰えるのに、正社員は月々固定額の給与体系。


同じくらい働いたバイトの半分の額だったりする。



さらには、定期的、突発的な異動もある。以前から勤務しているあくの強いバイト組との人間関係構築も一から築かなくてはならない。


夢がなければ、若しくは飲食業が好きでなければ、なかなか正社員として働くメリットは少ないように感じていた。


二年で死ぬ程働いて、経験、人との繋がり、さらには資金をためなくてはならないチィは、他の店も見てみたい気持ちが日に日に強くなっていた。


〈生活費を差し引くと二年で目標額に到達するには、50万は稼がなきゃ〉


休日、チィは妻に自分の考えをつたえた。


「あのな。。」



その日は近所のBARに家族ででかけていた。
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