六十種くらい試飲しただろうか。

気になるラベルを写真に納めながら
辛口の白から重い赤まで飲み進めていった。

薄暗い貯蔵庫の中は、ちょうど外と同じくらいの温度。風がない分少し温かい。

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甘口の白が特に素晴らしく、妻にもボトルをお土産に一本買った。

他のワイナリーにも足を運びたかったが、時間の制約上、あと一件しか回れなかった。

しかし、業者用に卸をしている担当者との繋がりを構築出来、具体的な話について、後日また改めることになったのは、収穫であった。


山々に囲まれた、静かな場所でずーと昔から脈脈と受け継がれている、ワイン達。

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〈外国産にも決して負けない、繊細かつ優美なワインがこれほど、多く生産されていることはね〉


チィは、確かな手応えを感じつつ、ほろ酔い気分で鈍行電車のシートに深く腰を落とした。

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