「2〜3カ月、沖縄の島にでも行ってきたらー?」


この夫の一言には度肝を抜かれた

「え?いいの??でも2〜3カ月って、仕事辞めることになるけどいいの?」

雇用されているわけではなく、契約上は一個人事業者と取引先という関係でしかなかったのだが、新人の頃海外旅行に行きたくて稼働が入っていない3週間でOFFくださいと契約先に申し出たら、
「それは、前例がない、プライベートを優先(仕事が入っているわけではない、入る確約もないのに)するなら契約を解除してもいいですよ」的な言い方をされるようなパワーバランスだったので、3ヶ月休みます、は実質、辞めます、になる気がしていた。

それにこの頃はなんだか「これは社会の誰かの役にたっているんだろうか?」という気持ちにもなっていたので、スーっと「辞めてもいいのかもな」という気持ちになった

「仕事辞めてもいいの?」の問いに
夫は
「辞めてもいいですよ」と返答

記憶は定かじゃないんだけど、夫としては、2〜3ヶ月島でゆるりとして、また帰ってきて仕事復帰すれば、という感じだったのかもしれない

今のような働き方改革とか、フリーランスの権利とかの概念が薄かった平成中期、自分の立場意識も弱かった

今ならね、違ったかもしれないけど、この時
「じゃあ辞めようかな」と思ったのは正解だったと、今では思う


さぁ、ここからは、2〜3カ月どこでどうやって暮らすのか?
どうしたら、そんなに長く行けるのか?
を模索する日々になるのでした

2008年たぶん冬頃