なんとなく気持ちがパッとしないのは、今年はまだ海に足を入れていないからかな、と思って昼過ぎに海水に足を洗いに近くの海岸まで。
思い立ってそのまま港の方まで海岸線を歩いてみることにした。
先日島の先輩から年に一回、歩いて海岸線を一周するって話を聞いたのもあって。
ふとアホな事が頭に浮かぶ
「満潮になると逃げ場がなくなるポイントとかあるのかな?!」と、
でも今日は小潮だからそんなに満ち満ちにはならないだろうと踏んで、一応潮見も確認したら夜にかけて引いていくようだったので安心して決行笑
まずは足を海にいれる。
冷たすぎずちょうど体温に馴染むくらいの水温。
『海の神様どうぞ我が穢れた心をお清めたもう』
という気持ちで深呼吸した。
砂浜あり岩場あり、細かくてサラサラした砂のところや、珊瑚がザクザクして足の裏に刺さって罰ゲームみたいなところ、船越英一郎がラストシーンで追い詰めるような断崖絶壁、海の侵食なのか不思議な幾何学模様のようなツルッとしたところ、絶対に転んではいけない地獄絵図のような岩場。
次々と表情が変わる海岸線。
たしか小浜島は地質学的にいろんな要素が複合的に合わさり出来た島だったんじゃなかったかな?
詳しいことは覚えていないけど、、
(ちなみに竹富島は珊瑚礁が隆起して出来たらしいです)
ちょうど風も吹いてきて、ハケで塗ったような雲の隙間から太陽も登場、一気に夏の暑さと日差しの強さで汗が吹き出た
サンゴの砂ゾーンで足が痛く、水の中を歩くとギョサンが水を跳ね上げて、お尻の方までびしょびしょ
こうなると開き直れる
少し開けた海岸線にでた時は、右から左へ息を吸った。
肺の中全部を海の空気で満たすように、
この景色だ
と何かが軽く腑に落ちた
まだ何か本調子ではないのだけど、それに気づくことが出来ただけでもすごいことだ
だって、島に来るまで、自分がそんなに傷付いて弱っているとは思っていなかったから
島滞在のこり1週間
やっと海に足を入れる事ができた
そう、気付いていても出来なかったのだ
これも縁なのかな
全部必要な時間なのだと思うから無理しないで流れに身をまかせることもあってもいいと思う
受け入れる、ということなのかな
訳あって港手前の1キロで丘に上がりましたが、5.5キロ、だいたい90分
島の約1/4を歩きました