あったかい夜を | RADIO MAD THE BLOG OF 加藤円夏

あったかい夜を

冷え込みが戻る夜です。

最近、マレーシアや他東南アジアに、廃棄場所が無くなってしまったプラスチックなどの生活ゴミが日本を含む先進国各地から輸入され自然豊かな山間地帯に山のように積み上げられている映像をドキュメンタリーで見て以来、その残像が常に頭に過ぎるようになりました。ゴミは、土地の汚染だけでなく、例え燃やせるゴミだったとしても地球温暖化の根深い原因である二酸化炭素を排出するし、プラスチックにおいては400年以上も海の中を漂うものもあります。


戦後の大量消費社会の限界をどれだけ認識し、改善できるかは、私達一人一人のささやかでも継続的な意識の改革次第なのだなと改めて感じ、自分に出来る小さな事から始めたいと改めて思うようになりました。

その一端として、雑貨屋さんなどの紙製の買い物袋をなんとなく断りそびれてしまう事が多かったのですが、テレビの映像を見て以降、自然とすかさず「袋は結構です」と言えるようになりました。


それから、例えばインセンスやルームフレグランス、ボディソープやボディクリームなどの生活雑貨を欲しいなと、ふと陳列棚に手を伸ばしかけ、「同じようなものが家にもあるよね、使い終わってからにしよう」とか、「ガラスやプラスチックのボトルは生活ゴミになってしまうから、今ある家のボトルを使って詰め替え可能な商品にしよう」などとも考え、軽い衝動で買わないようになりました。

そして、まずは家の中に眠り続けるものを、大切に呼び覚まして使うところから始めよう、とも思うようになりました。頂きもののフレグランスやヘアケア用品は、整理棚に大切に仕舞い込み過ぎてそのままになってしまっていたりするのです。


その一連で、とても心安らぐ上質なバスオイルを再発見しました。5年くらい前に、学生時代からの親友が、バースデーギフトに贈ってくれた
ものです。

買う前に、考える。まずはここから。

自分に出来る事を。

寒い夜は、温かいお風呂で気持ちも温めて。



今日はポストに届け物が届いていました。

手紙やポストカード、例え宅急便でも、誰かが自分の事を頭によぎらせ、時間を掛けて投函してくれた事を思うと、心の芯の部分がほわりと温かくなるような気持ちになるのです。

今日が皆さんにとって良い一日でありましたように。