コンクリートの知識1… | 大好きなことを・・〇〇に・・。

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皆さんの大好きなことはなんですか?

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これは、既存の床(土間)にコンクリートの継ぎ接ぎがあった為です。

いわゆる継ぎ目です。

既存のコンクリート押さえが一体としている土間ではなく…

継ぎ足し継ぎ足し…増設増設とコンクリートを打設しているので、至る所に継ぎ目がありました。

参考画像…
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地面は常に振動し…動いていることを知っている方は、どのぐらい居らっしゃるでしょうか。

地盤下のプレート(地震の原因)も、当たり前に動きますが…

近くを走る大型重機や、近くを走る新幹線など、あらゆる理由で常に動いています。

基本、コンクリート自体も動きます。中古物件だから…とか、新築物件だから大丈夫。とかはありません。

むしろ1番動くのは新築物件でしょうか。Σ(゚д゚lll)

生コンクリートは打設後、徐々に硬化します。その硬化する際に、大袈裟でもないですが、小さく収縮しながら長い歳月をかけて完全硬化します。

新築の基礎横に、駐車場を併設する為にコンクリート打設をしますが…

硬化していくにあたり、基礎コンクリートと駐車場コンクリートの継ぎ目に溝が出来ていきます。

100パーセントです。

その溝は、条件にもよりますが…3ミリ~酷いとこは14ミリぐらい。
(過去に各物件計測した際の例…)

一戸建ての勝手口などがある、犬走りと呼ばれるコンクリート土間も、基礎コンクリートとの継ぎ目に同じ様に溝ができます。

この硬化する際に必ず出る収縮という現象を踏まえた上で、どうするか。が問題です。

家の角部分に、犬走りコンクリートを囲う様に打設した場合…

収縮しながらコンクリートは固まるので、必ず角部分に伸縮メジと呼ばれるプラスチックの物…はたまた、エラスと呼ばれる物…

施工後にデザインカッターと呼ばれ、あえて一体型のコンクリートに溝が出来るように縁を切ります。

でないと、角部分から歳月と共に100パーセントひび割れ(クラック)が入ります。

しっかりした工務店、不動産、施工業者様は必ずキッチリ対応し…尚且つご説明しているものと思います。

皆さんの家は大丈夫ですか?

先程上げた溝の幅を決める条件はいくつかあります。

1番の要因はコンクリートの特性ですが、その特性を更に左右するのは

コンクリートの強度やスランプです。

つづく…