「まん延防止等重点措置」に係る補正予算案 | 誰もが住みたくなる秦野へ!

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神奈川県議会議員 加藤ごうの
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現在時刻は午前4時20分。昨日の午後1時より県議会定例会が開催、15時間に及ぶ審議が終了し、先ほど閉会しました。

議題は今日から秦野、平塚、小田原の各市が新たに対象地域となる「まん延防止等重点措置」に係る補正予算案です。

これまで多くの方に「なぜ秦野は対象地域に入らないのか」と問われ、私は「考慮すべき指標は複数ありますが、基本的にステージⅢ(人口10万人当たりの新規感染者数の1週間平均が15人以上)となるのがボーダーであり、秦野はそこまで増えていないからです」とお答えしてきました。しかし今回、秦野の数値が12.72人であるにも関わらず対象地域となりました。これは到底、すんなりと受け入れられるものではなく、私の立場としては1年以上も苦しみながら感染拡大防止にご協力を頂き、秦野においてステージⅡを維持してきた飲食事業者を始めとする皆様に説明ができません。

 他の議員も思いは同じであり各委員会にて、この点について当局に対する追求が行われました。当局曰く、「周辺地域との連坦性を加味」した上で設定したとのこと。ウィルスに対して市町村境は意味をなさず、当局が言う事にも一定の理解を示さなくてはならないかもしれません。

であるならば、未だ収束が見えず、言わば「ゴールの無いマラソン」を走らされているような状況下で、希望を持てるような目標を明確にすることが重要となっています。

我々自民党県議団は、これまで段階的に対象地域が増やされてきたのですから、今後は地域ごとの部分解除を考慮すべきだという視点で質疑を行いました。多くの方が「感染者数を抑えれば、解除が叶う」という類の希望なくしては、もう踏ん張り切れない状態であると思われます。

ですから措置や宣言を緩和する方向に舵を切る事が出来る選択肢を、明確に、そして複数お示しするために日を跨いで議論が尽くされました。全県一斉解除ができればベストですが、これには他県との兼合いもあるので、部分解除なら先行できるという場合も想定されます。局長からは、他県の状況、様々な指標が絡んでくるという条件付きではありますが、「市町村単位では厳しくとも、エリア単位でステージⅡ以下になれば部分解除もあり得る」という答弁がありました。

まだまだ予断を許さない状況であり、絶対解の無い戦いではありますが、コロナ収束まで必要な方に必要な支援が届くよう頑張ってまいります。