【オリジナルを凌駕する模倣学の教科書】
すぐに真似されてしまう製品レベルでの模倣でなく、
事業の「仕組みの模倣」を取り入れイノベーションを起こそうと言う趣旨
模倣の種類、ケーススタディ、具体的なフレームワークと
活用方法など分かりやすくまとまっており、
自社サービスで早速試したくなる展開
正転模倣(他から模倣する)
1.単純に持ち込み
海外や異業種から仕組み模倣するとしても、自社の領域で一番手となる事で新規性が生まれる
ex)サウスウエスト航空のLCCモデル
2.状況に合わせて作り替える
異なる世界に持ち込むときに生じる様々な問題を、自社に合うようにカスタムする事で新規性が生まれる
ex)日本市場に合わせた米国セブンイレブンとの違い
3.新しい発想を得る
成功している本質を自社に持ち込み、仕組みづくりを行なう事により、新規性を生み出す
ex)トヨタが得たスーパーマーケットからのヒント
※他にも模倣の種類が掲載されてます
P-VARと言うフレームワークでビジネスモデルを分析する
P:Position:競合・顧客
V:Value:提案価値
A:Activity:成長(投資)収益(改修)エンジン
R:Resource:経営資源
※複数企業のサンプルが掲載されてます
事業創造・変革の5ステップ(P-VARを用いて)
1.自社の現状分析
2.参照モデル選択
3.あるべき姿を描く
4.現状とのギャップを逆算
5.変革の実行
※ヤマト運輸を例に具体的に説明されてます
以上の様に、多くの成功企業が「仕組みの模倣」で
成功してる要因分析と解説、具体的取り組み方についてまとめられた良書
P-VAR分析を日常の習慣として取り入れたと思う内容でした。
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