こんにちは。
加藤秀視です。

今日は、少年更生で預かりテレビでも放送されたユウシンの話を少し。

おれがユウシンと出会ったのはちょうど震災の年だった。
 
いまは少し少年更生はお休みさせてもらってるが、当時おれは99%の更生率を保ち少年更生をやっていたので、震災の年に彼を沖縄から預かってきて、彼の更生活動をサポートすることになった。ちなみにおれが今まで何千人とそういう子をサポートさせてもらいうちで更生後、犯罪を犯し少年院ないし刑務所に戻った子は僅か1%。
 
あれからもう4年が経った。
沖縄から出てきた彼の一番最初の更生活動の場所は宮城県の南三陸町。そこで彼は被災地の方と触れ合い、命とはなんなのか、家族とは何なのか、繋がりとはなんなのか、絆とはなんなのかってことを、言葉じゃなくリアルにそれを体験し、自分の中で噛み砕き、自己の成長にあてた。
 
彼はいまもおれのところにいて、そしていまも南三陸町に行って被災地の支援を行っている。ユウシンは、更生活動を終えてからもなかなか帰らず、かれこれ4年もうちにいるわけだが、今では沖縄にいるお母さんのところに自分一人で帰るまでになった。
 
一般的にはそれは当然のことなのかもしれないが、彼は沖縄から一度も出たことがなかったため18歳のときに初めて電車に乗り、飛行機に乗ったのもあのときが初めて。
 
いまでは飛行機にも自分一人で乗り、帰っていくようになった。やっぱり人って、本当に変われるんだ。人は間違いなく変わる。

やっぱりどんな環境に身を置くかが大事だし、誰と触れるかってことがとっても大事だと心底実感する。
 
ここから大事なことを伝えるが、誰と触れるか、どんな環境に身を置くのか、そこでどんな経験をするのかがすごく大事。

どんな体験、経験を通して成長していくのかが。

誰と組んでも、どんな環境に身をおいても、経験がなければやっぱりそれは、自分の血肉にならない。
そういう意味では、経験をするってことはとっても大事なことで、経験をできる場所に身を置くってことがとっても大事じゃないのかなとおれは思う。
 
そういう意味では、ユウシンはこっちに来てから色んな経験を経て、自分というものを確立し、どんどんブレない自分になっていったんじゃないのかと思う。
 
いまユウシンは、本当に真面目に実直に仕事をこなして、とにかく社員からの信頼も高い。特に新明の社長から彼は非常に買われてるので、今後は有能なスタッフになっていくんじゃないかとおれも思ってる。
 
更生で来た子がこうやって有能なスタッフになり、また新しい若い子たちに色んなことを教えていくというのは、とってもステキなことじゃないのかなと思います。今後もユウシンのことを応援してやってください。
 
そして実は以前、おれの少年更生の動画が合計1000万回再生を超えた。1000万回ってなかなか超えないらしいが、1000万回を突破してしまったのでテレビ局からも「一旦動画を降ろせ」と言われてしまい、一旦動画を降ろした。
 
でもうちのスタッフが懲りずに再度アップしたみたいなので、この当時のユウシンの更生真っ最中の動画もぜひ見ていただけたらと思います。
 
 
元暴走族社長vs沖縄不良少年、2度の少年院…すさんだ19歳
 
それでは♪
氣愛!


公式サイト facebook twitter Instagram

加藤秀視からの動画や音声などの有料級コンテンツを特別無料配信(6月中配信開始予定!)
リニューアルされた加藤秀視公式メールマガジンへのご登録はこちら