こんにちは。

加藤秀視です。


前回の記事では、みなさんの署名賛同に熱くなりました。

日本のメディアは利権が絡みまくってるから報道しないが、自分の手で真実をつかみ、自分の頭で考えて判断してほしいと思う。

そういうスタンスが情報弱者やフォロワーを脱出する一歩になっていくから。


デモが始まってもう2週間。

台湾の学生達も大分衰弱しているそうだ。

ぜひ、引き続き署名に参加してほしい。


http://chn.ge/1dGjtdM


日本が震災で受けた恩。

やってもらって終わりじゃなく、俺達ができること。

それを一人一人が考えて行動していこう。


さて。


よくちまたでは、夢を持つことが大事だ!

なんて誰もが一度や二度は聞いたことがあると思う。


でも、知ってる?

これには大きな罠が潜んでいたりする。


もちろん、夢を持つことは本当に大切なこと。


だが、一番ヤバいのは夢を語らせるだけの連中。


周りを見渡せば、夢を語るコミュニティや夢を持とう!って会がたくさんあるが、

そもそもその夢は「自分で持った夢なのか?」ってこと。

その夢は「持たなきゃいけない」と思って持った夢、もっと言えば誰かから持たされた夢だったりするんじゃないのか?


夢を語る会や夢をプレゼンするイベントで何が行なわれているか?と言えば、自分の夢を話すことで周囲から拍手喝采が起きる。

「素晴らしい夢!」「応援します!」なんて言葉と一緒にな。


まあ、ここまではいいだろう。


ただ、それが本当に自分の夢だったら、の話だがな。

全てじゃないが、現実はどうなのか?


「評価されるため」「認められるため」「存在を知ってもらうため」に夢を装ってしまう人たちの群れ。

装った夢で舞台に立ち、熱く夢を語って、涙を流して、観客も感動する。


果たして、その夢は本当に叶えたい自分の夢なのか?

それとも、ただ認められたいだけの見世物のパフォーマンスなのか?



まぁ正直、主催者とすればイベントとして成り立つなら、どっちでもいいんだろう。


俺から言わせれば、そもそも夢は他人に評価されるもんじゃねえよ!ってこと。

審査員がいるとか、順位付けされるとか、みんなが感動したとか……

欽ちゃんの仮装大賞じゃねーんだから、そんなのどーでもよくねえか。普通に。


大体、自分が本当にやりたいことなら、そんなパフォーマンスなんてなくとも勝手にやってるはずだし。


有言実行って言葉もあるけど、無言実行って言葉もあるんだぜ。

本当にやりたい実行なら、有言も無言も関係ねえよ。


俺は今まで何万人もの人と触れてきて、多くの人の悩み相談や夢を聞いてきた。

この前会った人は、俺に飲食業で地元と日本を変えたいと!熱く語ってくれた。

夢を語るイベントで上位に入ったらしく、その夢を今年中に叶えたい、と。


それは素晴らしいこと。


で、俺はその人に「今は何をやってるの?」って聞いたら「化粧品の営業です!」って。


シーーーーーン。


考えてみてくれ、別に化粧品の営業が悪いわけじゃないが、その夢は本当に叶える気があるのか?ってことだよ。

本当にその人のやりたいことが飲食なら、もうとっくにやってるはずじゃねえのか?

少なくとも、その夢に近づく選択をしてるはずなんじゃねえの。


俺はその人に夢を叶えるために、いつその会社を辞めるのか?と聞いたらゴニョゴニョゴニョゴニョと辞めない理由を語ってたな。

辞めれない理由じゃなく、辞めない理由の方をね。


何が言いたいかって、結局大勢の人の前でプレゼンしてそれが、本当に「自分の夢」だと思い込んでしまってるんだ。

「夢を持つことが正しい」という想念を植え付けられ、自分以外の誰かに夢を持たされてる。



だから、自分にやりたいことがない人は、聞こえのいい、みんなから評価されそうな夢を語るようになってしまう。

だが、その夢をいくら語っても、その夢は本当にやりたいことじゃないからいつまでたっても叶わない。

そして、できない自分を責めてしまい、自信を失ってしまう。


ようこそ!負のサイクルに。って感じ。


一時的に、人前で話して評価され、賞賛され、応援されて気分がいいのかもしれないが、結局一番傷つくのは本人なんだぜ?

わかる?

だって、多くの人に夢を語ったのにも関わらず、行動できない、行動できないから当然のごとく叶わない。

そのギャップが、フラストレーションが、一気に自分にのしかかってくる。

だから、つぶれてしまうんだよ。


夢を持っている人が魅力的なのは間違いないだろう。

だが、それは心からそれを叶えたいと思っている人の夢だから人を惹き付けるだけであって、パフォーマンスで夢を語ってるわけじゃない。

夢ってのは、パフォーマンスや見世物じゃないんだよ。


よく子どもにも「夢を持ちなさい」なんて偉そうに言う親や教師がいるが、こういうことを自信満々に言うヤツほどパフォーマンス重視のポジティブバカ。


「消防士になりたい」

「スポーツ選手になりたい」

「看護婦になりたい」


それが本当に子どもが成りたい夢だと思うか?

最近なんて小学生でも「将来は公務員になりたい」なんて言う子どもが出てきてるんだぜ?


別に公務員が悪いわけじゃない。


俺が言ってるのは、それは本当に子どもの夢か?ってこと。

本当は、親や社会が持たせてる夢じゃねえのか?ってこと。


なんでこんなことが起きるかって言えば、学校で「夢を書きましょう」とか、親が「夢を持ちなさい」なんてあーだこーだ言うからだ。

だから子どもが夢を探すわけ。宿題の一つのように適当に程度のいい夢を。


そもそも夢を持て!って言う大人ほど夢がないのがオチだろ?


子どもたちだってバカじゃねえんだぜ。

それなりに考えて、「こう書いたら父さん母さんが喜ぶかな」とか「みんな書いてるしこれが正解かな」って頭で考えて書いてるわけ。正解を。答えを。


大人たちはそれを分かってんのか?って話。


ほとんどの人がわかってないよな。

そんな子どもの夢を見て「スゴいね」「偉いね」なんて褒めたりしてんだから。


全然スゴくないじゃん。むしろ間違ったやり方だよ。


だって、その夢は本当の自分の夢じゃないから結局は叶わないんだ。

そんなことばっかやってるから、子どものうちから「夢は叶わないものだ」って

想念がしみ込んでいき、大前提になる。


これ、本当に危険だからな。

そうやって、いたるところで自信が奪われる社会が作られてる。


評価される、拍手される、そんな持たされた夢なんていらないし。

本当に大事なのは夢を持つことじゃなくて、


「自分に夢を持たせたくなるようになること」

「自分に期待してしまう自分になること」



だから俺はいつも自己愛が原点で大事だって言ってるんだ。


俺が学校で講演し、「夢がある人」って言うと、たくさんの子どもが手を挙げるが、「自分が好きな人」って言うとほとんどの子が手を挙げない。

これが、どれだけ夢を持たされてる子どもが多いか?っていうことなんだよね。


人はどうして他人によくしてあげたいと思うかって言えば、その人のことが好きだから。自然だよな。

それと全く同じで、自分のことが好きだからこそ、自分をよくしてあげたい、成長させてやりたい、って自然と思える。


もし大っ嫌いだったら、他人であろうが自分であろうが何かしてあげたい、って思わないだろ?自然に。

だから、夢の始まりは大好きな自分だからこそ「夢を持ちたい」「よくなりたい」って思うこと。

はっきり言うが、夢を叶えてる人は決まって自分が好きな人ばかり。

更に自分を好きになりたい人ばかりだ。


夢を叶える、っていうのは、自分のやりたいことをやる、ってこと。

そのためには、自分にやりたいことやらせてあげる、という許可が必要。

お前は自由にやっていいんだよ、思いっきり羽ばたいていいんだよ、って自分に許可が必要なんだ。


それには自己愛しかないから。

周りの評価や意見、常識なんて全く1ミリも関係ないから。



本当に自分を愛することができれば、夢なんて勝手に叶っていく。

たとえ人に話さなくとも、徹底的に自分が追いかけるから。

そこにパフォーマンスなんて必要ない。


俺はこの社会に一言物申したい。


「無知なエセ教師が可能性を殺すんだ!」と。


俺は何も夢を語ることが悪いと言ってるわけじゃない。

表面上のパフォーマンスではなく、真実を大事にしろ、と言っているだけ。


氣愛!


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