僕の4つミッションのなかの一つに少年少女の更生支援活動があります。



まだまだ未熟で若輩者の僕が掲げるミッションに、多くの諸先輩や諸先生方、知人、友人が日々力を分けてくれます。



一度犯罪に手を染めて逮捕されてしまった少年、少女が二度と同じ過ちを繰り返さないように。

彼らは、僕のところでの実生活を通して働く意味や意図を考えたり、人や地域社会との関わりや、自分の感情、思考、行為のコントロール方法を自然に身につけます。短期、中期、長期、とその子の状態によって預かる期間は変わりますが、みんな日常の社会や家庭に戻って、頑張っています。



自宅に訪問するケースも多々あります。



僕は「一度犯罪に手を染めて逮捕されてしまった少年、少女が二度と同じ過ちを繰り返さないよう」と言っていますが、本来なら一度も犯罪に手を染めないことが一番ベストなんですよ。


最初の犯罪のほとんどが好奇心や冒険心や自己中心性や、友達がやるから、彼氏がやるから、彼女がやるからやった、といった交友関係の中からくることが多いと経験上思います。



一度、逮捕されることで罪の重さを知り、もう二度とこんなことは繰り返さないし!繰り返したくない…



と、ほとんどの人は思うんですが……



出所したり…


実刑を逃れたり……


保釈されたりすると……


そんな気持ちも日が経つにつれて、徐々に徐々に薄くなり……



気づくとそんな気持ちだったことすら忘れて、また手に入りやすい楽な方法で欲求を満たそうと、同じ過ちを繰り返してしまう…



だから、更生の大事な時期は、一度犯罪に手を染めしまったことで、罪の重さを知り、もう二度とこんなことは繰り返さないし!繰り返したくない…


と、本人が言ってることとやってることのギャップで苦しんで不安で葛藤している時期なんです。


これを逃すと……


次の機会を待たなくてはなりません。


でもネ。本当に思うけど…


更生するなら若いなら、若いうちが一番だよぉ~!


まだ、犯罪の習慣や犯罪の快楽が深層心理にねずいてないうちに更正すること!。


だから、僕は少年院から出所してきたばかりの子達を積極的にお預かりしているのです。




冒険心、好奇心、交友関係を犯罪や悪いことで成就するのではなく、より良いことで欲求を満たそうとすることが大切ですが、事実上、すべてそういかないのが現実的です。


だから…
子供たちが、そうした誘惑をはね返せるような意志や価値観を育てることこそ、子育ての大きなテーマになってきます。

家族の絆や家庭での関わり、両親の教育、学校のなかでの徳育といった道徳教育や人間学をもっともっと普及させていかなくちゃならない。



僕も一般世間様も教育が良いことはわかっている!



でも?一番上質な教育体系って何だろう?



良いコンテンツって何だろ?


いつもそればかりを考えているような……(笑)



僕の教育体系もコンテンツもまだまだ、未完成なものばかりです……



本来なら行政と民間で力を合わせて、本当に価値ある教育、実働のある教育、中身のある教育を施せる、学校ではない、学校を創ることがいいと僕は思う……