最近は有難いことに映画の仕事も増えてきて、これから先またイベントなど皆さんに嬉しいお知らせができる予感です。
まずは、8/18地元岐阜CINEXにて『加藤るみの映画館で会いましょう。』の第2回が開催されますので、ぜひ遊びに来てほしいです👓
上映作品はウディ・アレンの『女と男の観覧車』です🎡🖤
また詳細についてはお知らせしますね!
さて、新しくなった渋谷のシネクイントで『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』観に行ってきましたよ。
『リトル・ミス・サンシャイン』『ルビー・スパークス』を手掛けたあの夫婦が監督しているということで、大ファンな私はずっと楽しみにしておりました🙇🏻♀️
今までコミカルでユーモア溢れる作品を作ってきた監督夫妻だけあって、本作のテーマである男女差別・同性愛という社会に訴えかけるビシッとしたテーマが重苦しく感じないのがこの映画の魅力的なポイントだと思います。
なので、私たち世代にもスーッと入ってきやすいんじゃないかな。
1973年、今よりももっともっとセクシャルマイノリティーに対する差別や偏見があった中、
テニスを通して平等を訴えた女性たちの姿は現代に生きる私たちにもっと自由を言葉にしていいんだと教えてくれました。
女が上とか男が上とかそういうのじゃなくて、お互いが尊重し合い敬意を払うことが大切。
考えてみれば、私も普段生きている中で、気づかないうちに「女だからこうしなくちゃ」「男だからこうしてほしい」とか、周りからの意見もそうだし知らずに芽生えていた固定概念でしている言動もあると気づきました。
なんだか自分の考え方の中に漂白剤をぶっかけたい気分になりました。
女性テニスプレイヤーとして活躍したビリー・ジーンをエマ・ストーンが演じているのですが、華々しくキュートのイメージ(最近ではルイ・ヴィトンのモデルもやってますねcawaii)のエマが逞しくて凛々しい!
こんなエマ・ストーンが見たかったぜ!といった感じです。
女性を見下す男性優位主義のイヤなやつボビーを演じたスティーヴ・カレルはマジご本人クリソツです(笑)
スティーヴ・カレルの嫌味のある台詞回しお調子者具合は最高にハマり役でした。
ホントめっちゃイヤな奴!!(笑)
寝室と台所だけ女を必要とする男はクソ!!と声を大にして言いたくなりましたね。
デザイナー役のアラン・カミングがラストシーンに放った言葉も印象的でした。
『チョコレートドーナツ』でアラン・カミングのことを知った私ですが、彼自身バイセクシャルをカミングアウトしていて、
「セクシャリティについて話すこと自体がうんざり」と語っていたインタビューを読んだことがあります。
全くもってその通りで、誰が誰に恋をしようと、それが男性同士であれ女性同士であれ、
それが取り上げられて話題に上がることも不自然だと私は思うのです。
芸能パパラッチだってそう。
誰と恋愛しようが、幸せに愛を育んでいる人のニュースを小バカにしたりいちゃもんつけたり、
自由に人を愛する権利が世の中にはないのか?と、思います。
70'sのテニスファッションだったり白熱するテニスバトル、実話モノとしても楽しめる作品となっています。
現在公開中なので、ぜひ劇場にてご覧ください。
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