叔父が厳重に保管している、完品(整備完了品)カメラの事を書いています。

オークションに出品する予定はありません。

この記事は、カメラの紹介というよりも、叔父のコレクションに対する記録的意味合いの方が強いです。

中々このような物を目にする機会が無い方も多いと思うので、これも何かの縁と思って、見てもらえたら嬉しいです。

なお、僕はカメラの事をほとんど知らない素人です。

検索で、このブログを訪れる、カメラマニアの方もいらっしゃるかも知れませんが、説明に関して、間違いや曖昧な点がある事をお許し下さい。


日本製二眼レフカメラ

ヤシカ ルーキー(YASHICA Rookie)



2台ありました。

1956年発売開始

1953年から二眼レフを製造し始めたヤシカ(八洲精機)が、8機種目として発売したカメラです。


それまで機種は、6×6cm判しか使えなかったのに対し、ルーキーは6×4.5cm判(セミ判)も使えるようになりました。


正面から


プレート


ファインダーレンズ

Yashimar 1:3.5 f=80mm


撮影レンズ


Yashimar 1:3.5 f=80mm

シャッターシステム

COPAL


右側面


この部分を回すとピント調整が出来ます。

時計回りで前面パネルが前に出ます。


左側面


背面


赤窓


左が6×6用

右が6×4.5用

フィルムサイズによって数字が表記位置のズレがあるので窓が2つ開いてます。

この頃のカメラは、その後のカメラと違い、フィルムの巻き上げは手動調整で行います。

1枚ずつストッパーが付いていないので、どこまで巻き上げれば良いのかは、フィルム裏面に記されている数字を見ながら行うのです。

しかし、透明な窓だと、光が中に入ってしまいフィルムが感光してしまいます。

赤い窓だと、感光しにくいのだそうです。







開いた状態




シャッターチャージは、レンズ右上にあるレバー


下げるとチャージされます。

その真下にあるのがシャッター。

2台中1台は、シャッターの羽根に粘りがあります。

1台は軽快です。

シャッタースピードはレンズ外周リングを回して調整します。

1/300秒まであります。


絞りはレンズ左側にある青いレバーを上下して調整します。



最後に、このカメラの価値です。

オークションでの過去落札価格を調べると、だいたい1000~2000円です。

元々、人気の無いカメラですから、こんなもんでしょうね。

ショップでの販売価格も3000円台ですから。