もちろん出なかったし会場がどこだったかも知らないし衣装も着ていないし成人の記念に写真も撮っていません
せめて振袖着て写真を、と母に提案されたけれど、写真に写ることを忌み嫌っていたので全力で拒否してしまいました
母は撮った写真を人に見せたり部屋に飾ってしまうタイプだったので「晒し者になりたくない家で自分の写真を見るなんて拷問だ」と思って絶対に嫌でしたが、嫌でもなんでも言うこと聞いておくべきだったなと今は思います
痛みに耐えて出産して私のためにお金と時間をかけてくれた母の希望の前に、私の意志なんて存在してはいけないのだと気付くのが遅過ぎました
万万万が一、母が元気なうちに私が結婚したらどんなに恥ずかしくてもみっともなくてもドレスを着たり記念写真を撮ったりしよう
だいぶ話がそれました