「次の時代に表にでるもの」
今裏通りにあるものは、次の時代に必ず表に出る。
表に出る前に関わるとブルーオーシャンで行けるんですね。
株式相場の有名な格言がある。
「人の行く裏に道あり花の山」
誰もが選ぶほとんどの人が行く道を避け、その裏道を選んで進んで進め、という意味。
人が行かない道、選ばない道にこそに価値があるのだ、と。
「日本の失われた30年」という言葉がある。
1990年の世界の時価総額ランキングでは、トップ10のうち、7社が日本企業だった。
NTT、日本興業銀行、住友銀行、富士銀行、第一勧業銀行、三菱銀行、東京電力の7社だ。
しかし、2024年では日本勢は一社もいない。
2024年の世界の時価総額ランキングで、トップ10のうち、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、アルファベット、アマゾン、メタ、バークシャーハサウェイ、イーライリリー、テスラと9社が米国の会社だ。
この30年の間に、日本企業はすべて世界のひのき舞台から消えてしまった。
まさに、失われた30年だ。
アップルの創業は1976年で48年前、アマゾンは1994年で30年前、テスラは2003年で21年前、メタ(フェイスブック)は2004年で20年前と、新興企業といっていいくらいの若い企業だ。
ほぼ20年前には存在していなかった企業が世界を席巻している。
現在はITやDXの全盛。
しかし、この状態も、いつかは変わる。
どんなに栄華を誇っても、やがてランキングから落ちていく。
《いま裏通りにあるものは、次の時代に必ず表に出る》という言葉を胸に刻みたい。