「万事に丹精を込める」
どんな事でも自分の持てる力の限り頑張りましょう。
森信三師の言葉に次のようなものがある。
《「下学して上達す」― 下学とは日常の雑事を尽くすの意。
それゆえ日常の雑事雑用を軽んじては、真の哲学や宗教の世界には入りえないというほどの意味。》
《人間はおっくうがる心を刻々に切り捨てねばならぬ。
そして齢をとるほどそれが凄まじくならねばなるまい。》
目の前の一つ事に命を込める。
それが雑事であろうと何であろうと、与えられた一事に懸命に取り組む姿にひとは感動する。
倦(う)まず弛(たゆ)まず、コツコツコツコツと。
どんな小さな仕事でも、バカにせず、軽んぜず、自分の持てる力の限り頑張る。
そんな姿を人は見ている。
「万事入精(にゅうせい)」
万事に丹精を込めて生きてゆきたい。