「法然上人のあたたかな言葉」
「いい加減」な「良い加減」の生き方、素敵ですね。
オリンピックの選手たちのように、血のにじむような努力を重ね、
だが、大多数の一般人は、そうはいかない。
しかし、その中にあっても、居眠りをして、
何度眠ってしまっても、また、起きて、
そんなカタツムリのような歩みであっても、それを何十年と続けると、
反対に、眠るまいと股(もも)に錐(きり)
ゼロかイチか、の思考だからだ。
人の考え方には、ゼロかイチかという極端な考え方とは別に、
それが、仏教でいう「中道」の教えであり、「いい加減」
雨が降ったら雨の中をゆっくり行けばいいし、もっというなら、そこで休んでもいい。
何が何でも前に進む必要はないのだ。
それが、「いい加減」な「良い加減」の生き方。
「法然上人のあたたかな言葉」を胸に刻みたい。