どうもあちゃこです
８月２４日（土）～９月２日（月）まで
９泊１０日で行ってきました
世界柔道 東京大会の舞台裏のお話です
１０年まえの２０１０年世界柔道のころに
ビックリした出来事です。
大会運営を手伝う人、そして選手のために
お昼ご飯のお弁当の支給があります。
※現在は選手のためのお弁当の支給はなし。
大会初日が終わったころ
大会本部室がざわついていました。
なんやろかとおもっていると・・・
ベジタリアンが食べられるものがない…
豚肉がダメな人たちへの弁当がない…
おお。そうかと。
宗教上の理由で、食べられないものがある…
個人の考え方のもとで広く認められている
肉をたべないと決めた人たちがいる…
そうだよね。だって世界大会だもの
世界中の人たちがくるんだもんね
２０１９世界柔道 東京大会だけでも
１４３か国の人たちが参加しています。
そりゃ～いろんな宗教の人たちがいるし
いろんな考えの人たちがいる。
そして世界の頂点を目指してくる人たちです。
当然、「自己主張の圧もすごい」
２０１０年の時は
急遽サラダサンドやサブウェイが大量に
大会本部室に届いたのには衝撃でした
そっか、ちゃんと言えば伝わるんだ
当たり前ですが
自分たちの考えをしっかりと伝えることって
大切だなぁとこの感じました。
言ったところで無理なもんは無理だったりするし
そこはしっかり伝えたうえで「NO」を伝えることも大切です。
中途半端が一番問題まき散らしますからね（と個人的におもっている）
ただし、相手の圧もすごいので
こちらも大変ですけどね
お互いの事情もしっかり話してお互いが納得しあうようにすること。
これって日本でも海外でも関係ないよなぁと。
そして、どんなに喧嘩になってしまったとしても
ここはさすが柔道だなぁとおもうのですが
きちんとお互いに礼をするんですね
これは弁当の件にかかわらず
どこでもかしこでも見られる光景でした。
ある年のグランドスラムの練習会場での一幕ですが
英語が話せないけれど情報を知りたい
A国のコーチがいました。
私に伝えようとするけれども、なかなか伝わりません。
A国の母国語と同じ言語を話すB国のコーチに
助けを求めます。
B国のコーチは英語は問題ないわけなので
私に意思疎通を図ります。
そして、A国コーチの問題が解決されたとき
A国コーチ・B国コーチが共に礼をして
日本語で「ありがとうございます」を言うのですよ
もちろん私もそこで立って同じように礼をしました。
A国とB国は同じ地域の国なので
当然、その地域の大会やもちろん今回大会でも
いわばライバルですし、敵です。
それでも相手を尊重しあい、お互い助け合い
礼でコミュニケーションがとられる状況を目の当たりにし
感激せずにはいられませんでした。
最初に国際大会を手伝いに行ったときは
「柔道精神っていったい何なんだろう」と悲しくなった出来事が
とってもとっても多かったのですが
年々、その精神のすばらしさが随所に見受けられることが
多くなってきたのもうれしいなと感じるところです。
その背景には、たくさんの国に日本人選手が引退後に
コーチや監督としてかかわりに行ってることが大きいと考えます。
この１０年かかわってきて思いますが
練習会場のごみ問題も、荷物の問題も
使用上のルールの問題もかなり解決されてきています。
柔道ではなくJUDOだとよく言われますが
またJUDOから柔道になったねと言われる日が来ることを
なんとなく願うあちゃこなのでした
次回で完結とします！
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