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七奈美が亡くなりました。
前々日の5日に家に帰って来て、ニウやポポキ、ミカリ、リンスと会って、
自分の部屋で横になって、昼間は私がキッチンにいる姿が見えるソファーで横になっていました。
何か食べると聞くと、ピオーネと答えてくれました。
一房出すと、一粒の半分だけ口にして、疲れたから寝るねと言って、ソファーで静かに眠っていました。
その寝顔が美しかった。
透明感のある美しさでした。
それが悲しくて、声を出さずに泣きました!
涙が止まらず、七奈美が気がついてはいけないと、キッチンで泣きました。
その日も家に泊まる予定でしたが、頭が痛いと、病院に帰りました。
夜、電話するとたけちゃんが、大丈夫よく寝てますよと言ってくれたので安心しました。

次の朝、七奈美の様子が急激に変わり、危篤の電話がきました。
何処かで覚悟していた私がいました。
それでも、現実を受け入れることができず、奇跡を信じて、七奈美の身体をさすり、手を握り、名前を呼び続けました!
昼過ぎまでは、少しだけ話ができました。
ただひたすら、たけちゃんごめんね!
ママごめんね!だけです。
家族全員が名前を呼び続け、手を握り続ける中、7日の0時30分ごろ、静かに息を引き取りました。

美しい光の中、幸せな結婚式から7ヶ月のことです!

その夜、七奈美の亡骸と一緒に家に帰る途中、六本木や渋谷を通ってもらいました。
雲の間から、時折美しい月が顔を出しました。
その月が一瞬七奈美の横顔に見えました。

それからの3年間は地獄のようでした。
亡くなった日から10日間、私は仕事がOFFでした。
七奈美と一緒にハワイに行こうと休みをとっていたのです!
元気になると信じていましたから!
10日間はずーっと七奈美のそばにいられました。
本当にいられて良かったです!
それからの私はガムシャラに仕事をしました。
悲しいことを考えないように、前しか見ないように!
それでも、現実を受け入れるのに3年間かかりました!

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そんな風に自分に言い聞かせて頑張っていても、命日が近づくと胸が苦しくなり、あの日に戻ってしまいます。
これが子を亡くした親の心です!

明日はきっと朝から泣くのでしょう!
一年に一回だけ許してください!

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幸せな結婚式の七奈美を見てあげてください!
この幸せがずーっと続くと信じていました。

皆様!どうぞお子様たちの健康チェックをしてくださいね!
早期発見が大切です!

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ナナミチャリティー、
今年も寄付を持って行きます。
月曜日の朝、築地の癌センターに。

長い独りごとにお付き合いいただきありがとうございました。

私はこれからも、真っ直ぐに前を向いて歩いて行きます。
七奈美に怒られないように!


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