こんにちは 

3か月ぶりの更新です。

 

 

最近本を読む時間が増えました。

コンタクトの度数を手元重視にして弱めてからは

単行本を読むのが苦にならなくなりました。

その分、車の運転は眼鏡ONコンタクトです👓

 

新しく購入したり、図書館に行ったりはしていませんが

夫や娘の本棚から、興味のある小説を拝借して楽しんでいます。

 

本の好みも変わるものですね。

 

20代の頃は、赤毛のアンの全シリーズと向田邦子さんの小説とエッセイが大好きで

集めて何度も何度も読み返していました。

松本清張も結構はまっていました。

 

子供が生まれて小さいころは本を読む時間もなくなり

再びの読書タイムは推理小説が多かったです。

 

 

元旦に夫の実家に飛行機で帰省するのが恒例だったので

この移動時間のために新しい本を購入するのも楽しみでした。

新年を迎えての最初に読む本は気持ちが明るくなるものがいいなぁと思って

本の後ろ側にある本の紹介を読みながら選んでいました。

 

 

 

今は夫の本棚に、私が読んでみたいなと思うものが揃っているのですが

昔は違いました。

彼はどちらかというとビジネスの実用書的なものばかりで

小説はあまり読みませんでした。

 

ここ数年、変化があり。

ドラマや映画になった原作の小説や話題になった本なども

読むようになりました。

 

 

おもしろかったと言って勧めてくることもあり

人って変わるものだなぁと、つくづく思います。

おかげで私も楽しませてもらっています。

 

 

私自身もその時にすんなり入ってくる本というのは、変わるのだなぁと感じています。

 

2年前。

娘が学校に行かなくなり、私自身が隙間時間にあれこれ気持ちが沈んで考えてしまうことが辛くて

少しの時間があれば本を読んでいました。

 

その時に宮下奈都さんの 羊と鋼の森 を勧められました。

ちょうど映画が公開される頃だったように思います。

 

夫は楽器とは無縁だけれど音楽は好きな人。

この小説で初めてピアノの調律師という仕事を知ったそうです。

娘はピアノを続けてきて、さらに映画主演の山崎賢人さんのファン。

どこか共通項があると思って読んでみようと思ったのかは不明ですが

この本を選んだことは、意外でした。

 

私自身、学生時代まではピアノを習っていたので

ピアノの調律師という仕事も知っていたのですが

なかなか読み進めることができませんでした。

好みでもないわけでもない。

だけど、四分の一くらい進めて、別の本を読み始めました。

 

 

それから2年が経って、移動時間や待ち時間に本が読みたくなり

何冊か読んだ後、再び羊と鋼の森 を読みたくなりました。

 

今回は前回とは異なり、すんなり読めました。

描写がとても静かで、綺麗で 美しくて。

描写を想像しながら読み進めていきました。

主人公の調律師として人としての真摯な姿勢と人柄に好感を持ち

こちらの心まで、穏やかに丁寧に優しい気持ちになりました。

そして、私もまたピアノに触れたいなぁと思わせてくれました。

 

 

11年前に身内の結婚式でピアノを弾く機会があり、その時は娘のピアノの先生にレッスンしていただきました。

期日が決まっていたので短時間に集中して、弾けるようになるためにできないところを何度も何度も繰り返し練習して。

その追い込みが、結構楽しかったのを覚えています。

 

そのあとは仕事も忙しくなり

フリーの時間は子供がいて、私が弾くのを拒まれて

ぱったりと弾かなくなりました。

 

今回本をきっかけに、11年ぶりに鍵盤に触りました。

楽譜もまだ読めるんだ。

指もまだ動くんだ。

自分が弾いて近くで響くピアノの音も好きだ。

 

いくつになっても

まだまだ楽しめることは無限にありそうです音譜

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございましたグリーンハーツ