下腹部が疼く。
絶え間なく続く鈍痛と微出血。

妊娠検査薬の精度は99パーセント以上だというけれど、
それでも病院にいくまでは、なんとなく他人事のようにも感じる。
そんなことをいいながらも、
日々の不調と違和感に、妊娠への確信は強まる一方。


早く病院に行かないと。




毎月の定例行事がないまま10日経過。
完全管理されたわたしのお客様は期日に几帳面。
28日周期±2日間の触れ幅でしかやってこない。
たとえどんなストレス下にあっても、薬物は強力に働き、
この4年間、その力を発揮しなかったことはなかった。


妊娠は諦めていた。
大病や投薬で、数値上はヒドい状態。
体温を測っても排卵の兆候なんて見当たらない。
でもいつか子供は欲しかった。
健康な人を妬むくらい、妊娠の話題には神経質だった。




妊娠検査薬の反応は陽性だった。
びっくりした。
奇跡だと思った。
飛び上がるくらい嬉しかった。
あの人も歓んでくれるかな。


次の瞬間、一抹の不安が脳裏をよぎった。
話をしなければ。