自分が幼児だった頃の落書きを未だに取っておいてある家庭教師の甲野です。
テストが返された後、テストをなくしてしまう生徒がたまにいます。
「自分の悪い点を見たくない(手元に残しておきたくない)」という心理が働き、無意識の内に記憶から消してしまうのでしょう。
しかし、いくら自分が忘れたとしても、学校の記録には残っているので、あまり意味はありません。
それに、テストを捨ててしまう事は、勉強面ですごく損をしている事になります。
何故なら、自分がどこで間違えたかが分からず、次も同じ間違いをしてしまう可能性が高いからです。
しかし、テストを見れば自分がどこで間違えているのかが分かるので、あとはそこをできるようにすれば良いだけであり、無駄な勉強を省く事ができるのです。
また、テストで出された内容は、そこで終わりではなく、今後も必要になる所です。
テストが残っていれば、「どういう問題が出るのか」という事を分析する事ができます。
どういう問題が出るのか知っていれば、あとはそれを解けるように勉強するだけです。
しかし、どういう問題が出るのか知らないで勉強していると、いざ問題を出された時に解けなくなってしまうのです。
テストをなくしてしまうと、これらの事ができなくなり、成績が下がる可能性が高くなります。
しかし、テストを取っておいて、対策する事ができれば、成績が上がる可能性は高くなります。
テストが手元にあるかないか。これだけで今後の明暗が分かれてしまうと言っても良いでしょう。