学校の授業は時間割が決まっていて、それに沿って勉強しなければなりません。
この時間は国語、この時間は理科、という風に、あらかじめ決められた教科の範囲を予定通りに遂行していくというやり方です。
これは教師にとっては都合が良いかもしれませんが(他の教師との兼ね合いもあるので)、学習者(=子ども)にとってはあまり良いやり方とは言えません。
何故なら、英語を勉強したいと思っているのに、皆と一緒に数学をやらなければならなかったり、理科が心配なのに、国語を勉強しなければならなかったりするからです。
そうなると、気持ちが乗っていない状態でその教科と向き合わなければならなくなるので、余計につまらなく感じたり、ますます苦手意識が生まれたりしてしまいます。
また、ただ決められた事を受け身でやっているだけでは、本当の意味での学習にはならないし、主体性のない人間になってしまいます。
家庭教師は時間も教科も生徒と決める事ができるので、生徒が主体となって学習を進める事ができます。
気持ちが向いている時にその教科を学習する事もできるし、心配な教科を徹底的に教えてもらう事もできるのです。
それに、気持ちが向いている時に学習した方が身に付きやすいですし、教科にこだわらず柔軟に学習していった方が面白いと思います。
何故なら、教科を越えて関連している学習内容もあるし、教科を越える事で様々な見方ができるようになり、却って覚えやすくなるからです。
中学校では教科によって教師も分かれているため、教科を横断して学習する事が難しいです。
しかし、1人の生徒が様々な教科を習得していくには、苦手な所を補強したり、点と点を繋いだり、整理したりする事が大切です。
そのためには、教科を自由に横断しながら、自分のための学習をしていく事が必要になるのです。