かてきょの本音

数学や物理が本当にできるようになるって予備校でも塾でも家庭教師でもなんでも、結局は本人が何をやるかで決まります。力が伸びるのは先生の力ではなく本人の力です。力が伸びないのは先生の責任です。

名の通った予備校や塾はそれぞれ特徴はありますが、よく練られたカリキュラムでどこも遜色ないです。にもかかわらず、そこで一生懸命頑張ってもうまく伸びないのは、自分の脳が完全に内容を消化しきれないままどんどん新しいことをやるから、ついていくために少しずつやや理解でごまかし始めてしまうせいなんですよね。人間の心の弱さですね。。。それで出来た基礎の穴によりオーバーヒートを起こしてしまうだけなのです。その通っている場所のペースやカリキュラムについていける能力がないだけで、数学や物理ができるようになる能力がないわけでは絶対にありません。

家庭教師の良さはオーバーヒートを起こさないように教えることが100％可能なところです。にもかかわらず、能力がまだその段階にいっていないのに無理に模試や入試に間に合わそうとすると、それも難しくなります。基礎に穴がありそこを僕がやりたいと提案しても、基礎は自分でやるから応用をやってほしいといわれるとそれに従わざるをえなくなり、基礎をちゃんとやってくれなければ手の打ちようがなくなります。僕はどんな難問でも解説できますし、その発想がどういうものなのかも説明できますし、それに関連する基礎力を説明することも可能です。本当に本人のペースに合わせて必要なことをやる時間をもらえれば、どんなに現状できない生徒でも通常レベルの時の東大の数学で75物理で45位とれるレベルにはもっていける自信はそれなりにあります。

たとえそうでも、本人がやるべきことまでコントロールして最高レベルまで僕が引き上げようとすれば、それは本人の本当の力やペース基づいたものとズレます。何より自分で何をやるべきか考えるようになることこそが、数学や物理のみたことのない問題を解く力に直結します。つまりそれ以上の得点をとれる可能性をそうすることで減らしている気がするんですよね。経験上難しい模試で偏差値80超えてくるような生徒は、僕を効率良く利用するだけに自然になっていったので、生徒をその状態にもっていくことこそが自分の仕事の本当のゴールなんだろうなあとは思います。

ですが、東大理1レベルだと、そこまでやんなくても他教科が出来れば全然受かっちゃうんですよね。情報としてこれが出やすいとかこのレベルまではできるようしておくと目標点に到達しやすいとかもちろん研究しますし、時間の都合から範囲とレベルを絞り、実際出題内容が想定内で運良く合格する生徒もいました。数学や物理が良くても他教科で駄目ならどんなにうまくいっても合格できなかったことももちろんあります。。。受験生ってもちろん合格を望んでいて、それは当然のことですが、合格するために少し無理をさせて、うまく読みが当たって合格するって本当にその子のためになっているんでしょうか？

理想論なのはわかっていますが、僕は数学や物理ってわかるとこんな面白いもんなんだよということを伝えて、その面白さを努力の原動力にし、何かでつまづいている生徒にはその乗り越えるヒントを与えて自分で乗り越えるのを待ち、その子のもっている潜在的な力を引き出す手助けだけして、その結果としてできるようなり合格するような仕事がしたいです。今まで結果にこだわり、それなりの結果を出し続けた自負はありますが、本当にそういう仕事になっていたのかと自問するととてもそうは思えません。わかっていても理想を突き通す姿勢が自分には足りていないように思います。

子供に幸せになってほしい両親と力を伸ばしたい先生とできるようになりたい生徒とでそういう仕事ができないって残念なことですよね。繰り返しになりますが、ちゃんと弱点と向き合い全て解決していけば、数学や物理できるようにならない生徒なんて絶対にいないはずなんですよね。それが言いたいだけなのです。

いま仮にどんなに頑張ってもできないとしても、結果が出てないとしても、それは能力がないからでは絶対にないです。その試験を受けるタイミングに合わせられなかっただけで、それだけで「自分は駄目だ」なんて絶対に思わないでほしいのです。18歳前後の年齢はまだ羨ましいほど可能性に満ち満ちているので、自分にとって正しい勉強をちゃんとみつけてちゃんと実行すれば絶対にどんな難関大でも戦えるレベルになります！そのレベルにいけば、合格なんてただの通過点にすぎないと思います。

この仕事向いてないのかもしれません。。。

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