39話 ラーメンマンの迷いの巻

解説「ブロッケンJr.アイアングローブの指一本を引きちぎってできた隙間よりベルリンの雨をぶち込んだ」ザザ
煽り「魂の一撃!!」
胴体部分の背中に大きく穴が開くクラッシュ(二世121話よりホフマンにジェイドが放ったベル赤の溶けない版の穴が胸に開く)さらに傷を手刀で広げるブロ
ブロッケン「リャアアーッ!」ザザ
解説「ブロッケンJr.の手刀がクラッシュマンの体を縦に裂いていくーっ」
解説「あーっとクラッシュマンの裂けた肉体から吹き上がった血がブロッケンJr.の頭上に雨のように降り注ぐーっ」ドバドバドバ
スグル&テリー「ま…まさにベルリンの赤い雨!」
マーべラスを右ストレートで殴るラーメンマン
ラーメン「どうやら終わったようだな」
後ろに倒れ出すクラッシュマン
クラッシュ「ギガアアーッ」ズン
アイアングローブが全破壊で胸から血が吹き出すクラッシュ
委員長「!」
委員長「ダメじゃクラッシュマンは戦闘不能じゃーっ!」ササ
解説「あーっと完璧・無量大数軍第二陣VS正・悪連合軍の初陣を飾ったのは正義超人ブロッケンJr.だーっ」カンカンカン
解説「善戦超人晩年未完の大器と散々比喩された男が完璧超人クラッシュマンという強豪を制し今大輪の花を咲かせたーっ」
スグル「やっぱりブロッケンJr.はいかなる困難障害があろうとおのれの仕事は絶対に遂行する男だーっ」
テリー「ああっ男の中の男だ!」
ブロの回想にスグル、テリー、ジェロ、ロビン
ブロ「こ…この勝利を死んだ親父…そしてこんなダメなオレを最後まで見捨てなかった仲間たち…」
ブロ回想ラーメン、アタル
ブロ「そして心の師たちに捧げる」
ブロ右目から涙
ブロ気づく(ギガ・・ギガ)
クラッシュ「ギ…ギガ…ギ…オレがあ…あの時アイアングローブの締め付けをもっと完璧にしていればか…勝ちはこちらに転がっていた」
クラ「そ…それだけ私は…まだ完璧超人として未熟だったという…こと」
ブ「い…いや」
よろめくブロ
ブ「クラッシュマンお…おまえのアイアングローブはた…確かに聞いた…」
実況「あーっとすでに試合は終了しているがブロッケンjr.ダウーン!」
ミート「ああ」
クラ「ギ…ギガ…ギガ…や…やはり勝負は紙一重だったか…」
ク「それでも敗れた私は…完璧超人としての掟に…」ドックンドックン
ク「従わねばならない…」ドックンドックン
心臓が見えるクラッシュ
解説「も…もはや動ける筈もないほどの深手を負っているクラッシュマンが立ち上がってくるーっ!」ドックンドックン
スグル「お…おわぁーなんじゃーあいつはーっ!?」
クラ「ギ…ガ…」ドックンドックン
テリー「い…いけないやつは自害するつもりだーっ」
テリー「すぐに救命チームを!超人レスリングは無益な殺し合いの場じゃないーっ」
ラーメン「……」
クラッシュ「は…敗北した者には死を…」ドックンドックン
ブロッケン「ク…クラッシュマン…」
心臓を握るクラッシュ
クラッシュ「ギ…ギガ…か…下等超人の…」ドックン
心臓を握り潰すクラッシュ
クラッシュ「な…情けはいらない…」グシャ
胸を押さえ倒れるクラッシュ(グラッ)
解説「クラッシュマンリングから転落したーっ」
ラーメンのリングに落ちる(ドシャ)
クラッシュ血が(ドクドク)
ラーメン「クラッシュマン!」
委員長「もはや救命処置は無用クラッシュマンの亡骸を移動させるんじゃ」
救護班「ハ…ハイ」
解説「さあ完璧無量大数軍VS正悪連合軍の超人対抗戦階段ピラミッドリング上で次の動きがあるのはどの戦いだーっ」
ネメシス「クラッシュマンよ実に潔い自害であった誉めてつかわすーっ」グイグイ
ネメシスがロビンに右膝を支点にカナディアンバックブリーカー
ロビン「たった一回の敗北がなんだっていうんだ…」
ロビンその体勢からネメシスの首に左膝で蹴る
ロビン「敗けが超人を成長させてくれることもある!」ドガァ
実況「ロビンマスクヒザ蹴りだーっ!」
ネメシス「グウウ…」サッ

体勢を整え右足で横から飛びながら蹴り
実況「そして強烈な延髄切りーっ!」
ロ「その代表がブロッケンJr.だーっ」
実況「こちら第5ステップリング上ターボメンバッファローマンを袈裟固めに捕えてパンチの乱打ーっ!」ガシガシ
バ「グ…グウーッそうか~っあのツメの甘かった青二才野郎がようやく完全勝利したのか…」
バ(ニヤ)
バッファ下から頭突き
タ「ボシュ」ガッ
実況「ここでバッファローマン反撃に出た~っ!」
バックドロップの姿勢で持ち上げるバッファ
「な…なんとそのままの体勢でターボ面を持ち上げるーっ」グイ
バッファ「悪魔超人も負けてられるかーっ」
「バッファローマンバックドロップでターボメンを投げたーっ」ガガァン
実況「ブロッケンの勝利によって正悪超人連合軍の士気が猛然と上がるーっ!」
観客(ワアア)
救護に運ばれるクラッシュ(ガラガラ)
ラ「…」
スグル「ラーメンマン」
マー「どうやらクラッシュマンの死に何か思うところがあったようだな~っ!」
ラーメン正拳上段突き
ラ「チャトーッ」バッ
マーべラスそかさずカット
マ「心に迷いが生じては…」ザッ
マー左手でラーの左手をつかむ(ガシ)
マ「魂を込めた拳は打てぬーっ!」グイ
マー恐らく合気道でラーの手をつかみながら回転させて転ばす
実況「ラーメンマン精研突きをマーベラスによけられ投げられたーっ」
そのままマー左足で胸に蹴り(ドゴォ)
ラ「アグッ」
マ「ラーメンマンおまえのその迷いの正体オレにはわかる~っ」
冷や汗をかくラーメン
マ「ラーメンマンおまえは今でこそ正義友情そんなもののために闘っているかもしれないが…」
マ「元をたどればおまえは買って笑うか死して消えるかの実にわかりやすい」
マ「二者択一の論理の中で闘ってきた超人憲法の伝承者であったからだ」
ラーメン回想(上半身裸肩パットで樽を両手に持って運び虎にキャメルクラッチ、仲間と型をとってる回想)
ラ「グウウ…」

マーべラス「オレたち完璧超人と変わらぬ強さに対する求道者であったんじゃないか!」
ラーメン「……」
ラーメン「ワワアアーッ」バッ
実況「ラーメンマンマーべラスめがけてローリングソバットーッ!」
マーべラス「キュワ~ッオレの双肩に巣くう蒼龍と紅龍の本当の恐ろしさを知れーっ!」
両肩の龍を伸ばすマーべラス
マーべラス「ライジングドラゴンーッ」ガガガ
ラーメンマン右手に(ガブッ)左手に(ガブッ)
実況「マーべラスの二匹の龍ラーメンマンの両腕を交差させて吊し上げるーっ!」グワッ
実況「そして両足を交差させマーべラス両腕でクラッチーッ」ガキ
マーべラス「双龍・とぐろ固めーっ!!」グキグキ
(私事ですがとぐろが漢字変換で出ませんでした)
煽り「逃れられない呪縛!!」
次回、迷えるラーメンマンとマーべラスの驚くべき因縁とは…!?