受けた傷。 与えた傷。 受けた傷に今も苦しみ 、与えた傷に夢でうなされる私。
吐きだして 解き放たれたい… 心の重みから…

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あたしの実母は  親としての愛情が薄い。


ネット時代の今なら 実母が人格障害であり  虐待母であったことが分かる。


でも  あの時代は 分からなかった。



私は母から   厳しい躾をされたのに 何も取り柄がなく どうしようもない駄目女だと   思いこまされていた。



実母は  私に常に罪悪感を植えつけた。



実母の不幸は   娘であるあたしの責任だった。




あたしは  催眠術をかけられたように実母に尽くさなければならないと感じていた。




2人目の出産予定日 前日    またいつものように実母から   お金の無心があった。

今すぐに振込んでくれ、と言われて 雪が降る道を 大きなお腹で転ばないように歩きながら  郵便局へと向かう。



お金なんてない…      福祉から借りた出産費用から  2万円を降ろして 実母に送金した。



通帳には   もうギリギリの出産費用しか残っていない。



赤ちゃんが生まれても   何かを買う余裕さえない。





郵便局からの帰り道   涙が二つ  三つ零れてきて  切なさに胸が押し潰されてしまいそうだった。




その日の夜   雪が降る夜に陣痛が起こり   あたしは入院した。






次の日の夕方   女の子が生まれた。




長男と同じで 2500グラムに満たない小さな赤ちゃんだった。


少し弱っていて  保育器に入れられた。




娘には   あたしみたいになってほしくなくて、幸せになってほしくて  その時 あたしが知っていた中で最も幸せな知人の名前をつけた。




その知人にあやかり   幸せで 何一つ不自由なく生涯を送ることが出来ますように…そう願いを込めて…。