問題1
aは0ではない定数とする。
のグラフは原点対称であることを示せ。
解答
が反比例のグラフ上の点であるとします。
そのとき、
が成立します。
ゆえに、
より、 も反比例のグラフ上にあります。
したがって、題意は成立します。
問題2
aは0ではない定数とする。
上の点P
を通りx軸に直線な直線とx軸との交点を点Qとし、点Pを通りy軸に垂直な直線とy軸との交点を点Rとする。そのとき、長方形OQPRの面積は|a|になることを示せ。
解答
a>0の場合を示します。
点Pは
上の点なので、
すなわち
・・・①
が成立します。
(I) のとき
下図より
長方形OQPRの面積は、①から
となります。
(Ⅱ) <0のとき
下図より
長方形OQPRの面積は、①から
となります。
したがって、a>0のときに長方形OQPRの面積はaとなります。
一方、a<0のときは、a>0の場合と同様に考えて、長方形OQRPの面積は-aとなります。
以上より、題意は成立します。