親にも子どもにも勇気をくれる言葉 | 子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

子どもへの言葉かけ、寄り添い方のコツを知っていると
ちょっとの工夫で子育てが楽しくなります。

アドラー(※)の言葉に、
私がとても気に入っているものが幾つかあります。

まずはこちら。
「やる気がなくなった」のではない。
「やる気をなくす」と言う決断を自分でしただけだ。
「変われない」のではない。
「変わらない」という決断で自分でしているだけだ。

確かに、うんうん、と頷けませんか?

そして次はこちら。
「暗い」のではなく、「優しい」のだ。
「のろま」なのではなく、「ていねい」なのだ。
「失敗ばかり」ではなく、「多くの挑戦をしている」のだ。

ネガティブなイメージを抱きがちな言葉を
ポジティブな言葉は言い換えています。
この言い換えを、私は講座で「リフレーミング」とお伝えしています。
子どもへの声掛けは、この「リフレーミング」がとても大切です。

そして最後に是非お伝えしたいのは、こちら。

「判断に迷った時は、より大きな集団の利益を優先することだ。
自分よりも仲間たち。仲間たちよりも社会全体。
そうすれば判断を間違うことはないだろう。」

他人を仲間とみなして、
そこに自分の居場所を感じられる感覚だと思います。
この感覚を持つことが、「幸せ感」につながります。

例えば、何かを始める時、
1、「それは家族のためになることですか?」
2、「それは仲間のためになることですか?」
3、「それは社会のためになることですか?」
家族には生活のためと言っても、
社会には生活のためでは通用しない場合もあります。

判断に迷った時は、上の3つを基準に振り分けてみましょう。
例えば、子どもにマナーを教えるのは、
まさに社会のためになることですね。

※アルフレッド・アドラー・・・・オーストリアの精神科医。
                  フロイト、ユングと並び称される心理学者。
                  「自己啓発の父」とも言われる。