今年度は、伊藤忠財団の文庫助成金で、家庭文庫の蔵書を増やしています。

 

 図書館で借りて良かった本を欲しい本リストを作って購入しているので、すでにブログで紹介している本が多いです。

 

 そのなかで、まだ紹介されていない本を、「文庫の仲間入り2023」としてお伝えします。

 

 

 『夏のサンタクロース フィンランドのお話集』

(アンニ・スヴァン作 ルドルフ・コイヴ絵 古市真由美訳 岩波少年文庫)

 

 

 

 北欧の国フィンランドで、「童話の女王」とよばれるアンニ・スヴァン。

 

 1933年に『アンニ・スヴァンの童話集』として46編を収めた本が出版されました。

その中から、日本の子どもたちに読んでほしいと選んだ13編を1冊にしました。

 

 

 ヨーロッパの最北部に位置するフィンランド。

冬は長く厳しく、人びとは短い夏を精一杯楽しむそうです。

そこで、夏至のお祭りと冬至のころのイベントのクリスマスは、みんなが心待ちにしているイベント。

 

 さらに、1917年の独立宣言まで、ソビエトの圧政に苦しんできたことも、

アンニ・スヴァンの歴史が、1875-1958だったこととも大きく影響していると思います。

 

 

 さて皆さんは、13編のどれが好きですか。

私は今回は、「山の王の息子」が好きでした。

再読すると変わりそうな気がします照れ

 

 

 

      クー