帯に書かれている内容を知りたくて、
大型書店で購入したのが、
『「若者の読書離れ」というウソ
中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか』
(飯田一史著 平凡社新書 2023.6)
出版社の紹介では、
‟「最近の若者は本を読まない」のは本当なのか?
「中高生に読まれている本」の綿密な調査と分析を通し、十代の読書の実態を検証する。”
と、書かれています。
私が興味をもった帯裏には、
・小中学生の読書量は2000年代以降V字回復している
・「ライトノベルは中高生によく読まれている」は過去の話
・ネットやスマホの普及は読書量に「ほぼ影響なし」
・高校生の読書量は1960年代からほとんど変わっていない
と、書かれています。
家庭文庫を主宰している身として、肝に銘じなければ、と思ったのは、
大人の目線で読ませたい本を押しつけるか、「こういうものが好きなんだろう」という‟イメージ”で、仕事をしているように見える。(P.237)
学びになったのは、中高生の学校図書調査で上位にあがる本を推察しての、
第二章 読まれる本の「三大ニーズ」と「四つの型」。
公共図書館のYA担当の方や
中学・高校の学校司書の方には、一読をおすすめします。
クー