一昨日、久しぶりに書店に行きました。トワイライトのおはなし会のため、名古屋市まで行ったので。
駅ターミナルの大型書店 と まちの本屋さんと、じっくり滞在しました。
この大型書店は、自宅で検索をかけて、どの棚にあるのかがわかるので、チェックした書籍をすぐに探すことができます。
そして、自分で確かめて読む時間をたっぷり取ります。
併設されているカフェでは、購入前の本を、3冊まで持ち込むことができます。(雑誌は持ち込めません)
まちの本屋さんでは出会いを大切に、じっくりと本棚を眺めることに、たっぷりと時間をかけます。
この本屋さんは、書棚の作り方がいいので、いつも掘り出し物や大型書店では置いていないような本と巡り合います。
結局、この日は6冊購入しました
その中から、今日は2冊紹介します。
『くまのピエール』
(イブ・スパング・オルセン作 菱木晃子訳 こぐま社 2022.2.28)
くまのぬいぐるみのピエールは、スティーヌの家で暮らすことになります。
スティーヌはとてもかわいがってくれます。
ピエールは、知りたがり屋で、思い込みが激しくて、行動に移すくま。
危機に陥っても、スティーヌがなんとか見つけてくれるのです。
読者は、
「ピエール、やめといたほうがいいんじゃない」
「スティーヌにみつけてもらえなくなるよ」
と心配しながら、ピエールのおどぼけぶりに笑ってしまいます。
オールカラーで全ページ挿し絵ついていて、総ルビ。
小学校低学年から自分で読めると思います。
でも、このピエールのおとぼけぶりを本当に満足するのは、5歳くらいかもしれません。
親御さんも、ピエールの行動に幼い子の様子を重ねて読めます。
是非、親子一緒にお楽しみください。
作者のイブ・スパング・オルセンは、デンマークの国民的絵本作家です。
『つきのぼうや』(福音館書店)は文庫でも人気の絵本です。
『ニワトリと卵と、息子の思春期』
(繁延あづさ 著 婦人之友社)
滅茶苦茶面白くて、一気読みしちゃいました
この長男がスゴイ。
自分の頭で考え、親を説得し、行動に移す。
家出もよくする。
全てちゃんと理由がある。
まだまだ思春期は続きそうですが、この長男くんの成長を見守りたくなりました。
さらに、この母(著者)がスゴイ。
家族で考え、納得し、行動に移していく。
長男に翻弄されながらも、親としての責任に戸惑いながらも、寄り添って行動を共にする。
しかも、楽しみに変えていく力が半端ない。
バイタリティーに敬服します。
そして、夫婦の在り方に感じ入りました。
『母の友 2022.3』 (福音館書店)の「Books」に載っていたのは知っていたんですが、
まちの本屋さんの棚で、「読んでごらん」というオーラを発していました。
クー