ここのところ、ジェンダーやLGBTQについての問題を扱った子どもの本がたくさん出版されています。
その全てを読んだわけではありませんが、この本はとても共感できました。
『女の子だから、男の子だからをなくす本』
(文ユン・ウンジュ 絵イ・へジョン 監修ソ・ハンソル 訳すんみ エトセトラブックス)
「女の子は女らしく」「男の子は男らしく」
これまで〈性別〉によって行動を決められてきたことを検証しつつ、
どうしたら、もっとみんなが自由に生きられるかを考えるヒントをくれる本です。
文字数はとても多いのに、楽しく読めるのは、ふんだんにカラフルで楽しいイラストを使い、項目をわかりやすく工夫しているから。
物語でないのに、一気に読んでしまいました
小学校3年生以上が読めるようにルビがついています。
こういう本の一部を読んで、みんなで話し合うなんて授業なんて受けてみたいです・
よくスタッフから、
「クーちゃんは昭和だから」と言われますが、そんな私でも納得して読めました。
ここのところ、ジェンダーにもとづく偏見や不平等を助長する発言が問題になったりします。
大人も読むべき本です。
さらに、高校生以上には、
『マチズモを削り取れ』 (武田砂鉄著 集英社)
もお勧めです。
マチズモ=男性優位主義の実態をライターの武田砂鉄氏が取材&徹底検証した本です。
日常にひそむジェンダーについて気づかされました。
クー