今週6月23日は沖縄慰霊の日でした。
上原美春さん朗読の「平和の詩」
みるく世の謳(みるくゆのうた)
は心に沁みました。
その日の夕刊に全文紹介があったので、朗読しました。
彼女の芯の通った邪念なき声とは程遠いですが
ちょうどその日、私は、
『正吉とヤギ』(塩野 米松 文 / 矢吹 申彦 絵 福音館書店)を読み終えました。
内容を全く知らずに読んだのに・・・。
共時性です。よくありますよね。
最後まで読んで、太平洋戦争末期の沖縄が舞台の物語
だとわかりました。
ネタバレになるといけないのですが、かなりショックな結末です。
そういうことだったんだろう、ということはとても理解できます。
『片手の郵便配達人』(グードルン・バウゼヴァング著 高田ゆみ子訳 みすず書房) の読後感と近いです。
もちろん、舞台も物語も対象年齢も、全く違うのですが
『正吉とヤギ』は出版社によると、自分で読むなら小学中学年から、とあります。
是非、小学中学年の子に読んでもらいたい
そして、一緒に話してみたい。この物語をどう読むのか
沖縄慰霊の日にこの本を読んだ、そのことに感謝したいと思います。
クー