昨日紹介した
『言葉の守り人』
(ホルヘ・ミゲル・ココム・ペッチ著 吉田栄人訳 国書刊行会 2020.6.20)。
これを読みながら、思い出した本が沢山ありました。
一番初めに思ったのは、
『ギヴァー 記憶を注ぐ者』
(ロイス ローリー作 島津 やよい訳 新評論)
主人公のジョナスはもうすぐ12歳になります。
まもなく12月、すべての子どもが職業を授けられる「12歳の儀式」の日が訪れ、ジョナスはコミュニティでただ一人の「記憶の器」【レシーヴァー】に任命されます。
彼の住むコミュニティは、いっさいの苦痛も不便もなく、とても安全・平穏で、まさしく理想郷です。けれど、そこには何か重大なものが欠けています。ゾクッと背筋が寒くなります。
「ぼく」が、「記憶の器」になるジョナスを彷彿とさせたのです。
しばらく前に読んだっきりなので、是非まだ読んでいない
『ある子ども』 (ロイス ローリー作 島津 やよい訳 新評論)まで、全4巻を読みたいと思っています。
クー