先月、NHKの番組「100分de名著」で取り上げられた

『モモ』(ミヒャエル・エンデ著 大島大島かおり訳 岩波書店)が、

 

名著100冊目だったそうです。

 

 100ヶ月続けられてきたんですよね。

すごい

 

 それを記念して、伊集院光さんとプロデューサーAさんの対談があって、とても面白く読みました。

 

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/2020special2/

 

 伊集院光さんが


いわゆる読書家でもなんでも無い僕が理解できることを基準に番組を作れば、どんな視聴者の方でも、ついてきてくださるはず」


と思われ、


「僕はそのための基準をやろう」


と思われたことから書かれています。



 そういう気持ちが番組によく表れていると思います。



 さて、この対談を読んで、鳥肌が立ったところがあります。



影響を受けたいう点では、めちゃくちゃびっくりしたのが神谷美恵子『生きがいについて』(2018年5月)のとき。放送した数カ月後に、当時伊集院さんと一緒に司会を務めてくれていた島津有理子アナウンサーがNHKを退職したんですよね。その理由が「医師を目指すから」で、それを決意したきっかけが「番組で『生きがいについて』を読んだこと」だった。
本当にびっくりしましたよ。1年目の新人ならともかく、どこの部署でも引っ張りだこの花形アナウンサーだったんですから。



『生きがいについて』

(神谷恵美子著 みすず書房)





https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062230862018.html



 人生をかえる本ー

 そういう本に出会った時の震えを体験したことのある人ならば、この記事を読んだら、鳥肌立ちますよね。

 だから、本を読むことはやめられない照れ



 さて、今月の100分de名著は、


デフォーの『ペストの記憶』(ダニエル・デフォー著 武田将明訳 研究社)。





テキストは、




 このコロナ禍の中に共鳴することも多く、第一回の放送は、とても興味深く視聴しました。


 今後の放送が楽しみです。





    クー