昨日の文庫の報告の続きです。

 

 

 2月の末からの休校措置から、文庫はお休みしました。

でも、返却は受け付けていました。

 

 3月にお母さんと本を返しに来てくれた4歳のS君。

返すだけで文庫には入れない状況に、ご機嫌が悪くなりそうでした。

 

 だって、いつも文庫で自分で本を選ぶことを楽しんで、スタッフに読んでもらうことも大好き。

文庫のスペースを気に入ってくれていることを全身で伝えてくれていましたから。

 

 

 その後、スタッフの選んだ本のみ、入口で貸出することを連絡した際も、

 

 「S君が文庫に入れないことにストレスを感じそうなら、再開を待っててね。看板が出てたら再開だからね。」

とお母さんに伝えました。

 

 S君のことがよくわかってるお母さんは、木曜日に

「看板出てないね~。まだだね。待ってようね。」

と声がけしてくださったようです。

 

 

 そして昨日、5歳になったS君とお母さんが来てくれました!!

 

 5歳になったS君。

 

 私が「これ、どう?」

と勧めると、はっきり「いやだ」「これにする」と応えます。

その可愛いこと。やりとりを楽しんでいる様子が全身で伝わってきます。

 

 4冊まで決まったんですが、なかなかあと1冊が決まりません。

 

 私は心の中で

「久しぶりの文庫に少しでも長くいたいんだよね~」

と勝手にほくそ笑んでしまいました。

 

 やっぱり最後はお気に入りの1冊。

 

『ちいさいしょうぼうじどうしゃ』 (ロイス・レンスキー文・絵 渡辺茂男訳 福音館書店)

 

    

 

 満足そうに帰っていったS君。

 

 コロナウイルスの感染が増えないようにと祈っています 星

 

 

 

           クー