私が住むこの地域は、3月2日より公立の小中高の休校を決めました。
それに伴い、子育て支援センター、児童館、図書館も全てのイベントを中止。
ということで、次女と私は来週からお休みです。
とはいえ次女にとってこのお休みは悔しく、球技大会中止のみならず、たった一日で大好きだったクラスとお別れしなくちゃいけない不条理を感じ、立ち直れない様子。このまま、ずるずると立ち直れないままボーっと一か月を過ごすことになるのではないかと心配です。
体内時計が狂わないといいのですが・・・。
私にとっても、平常の活動が出来ないつらさを感じています。
不条理なことは往々にして世の中では起こりうることなので、そういう時の対処方法を見つけるいい機会に次女も私もなるといいなと思います。
さて、不条理といえば、先日来ご紹介している新刊案内4冊目がそういう本です。
『うちの弟、どうしたらいい?』 (エリナー・クライマー 作 小宮由 訳 岩波書店 2019.11.26)
「弟をたのむわね」そう言い残していなくなったママ。
おばあちゃんちに、弟と一緒に生活することになった12歳のアニー。
腹を立てながらも、荒れだした弟のことを心配し、すぐ怒鳴るおばあちゃんには相談もできず、ひとり苦しみます。そんな不条理な中でも懸命になんとかしようとするアニーの気持ちがよく伝わってきます。
そんな大変な状態の姉弟を助けてくれたのは、弟の新しい担任のストーバー先生と、田舎に住む先生の家族でした。
アニーの家族が(おばあちゃんも)、変わっていく様子を丁寧にリアルに描いていて共感できます。
アニーがストーバー先生に出逢ったように、全ての子どもたちにその子が育つ道標となるような大人と出逢えますように と心から願います、祈ります。
親はなかなかそうならないのでと自省をこめて思います。
しかし、今回の非常事態に色々考えさせられています。いろんな角度から本当に考えたいと思います。
クー