昨日は、地元図書館での 「2019年度後期子どもに選ぶ本の講座 0・1・2えほん入門」の第5回でした。
今回は、「子どもの生活と絵本」がテーマ。
最初に、0,1,2歳の生活で大切だと思うことを班に分かれて話し合って、その後それぞれ発表していただきました。
どの班も「食べること(おっぱいも)、寝ること、排泄すること」や「コミュニケーションをとること」などの意見がでました。もう5回目になるので話し合いもスムーズです。
私はそれに加え、「お母さんがご機嫌でいること」も大切だと話しました。
この時期は全てを保育者に依存して子どもは生きています。生存できるかどうかは保育者にかかっているのです。
そのために、親は具体的に、子どもが生活できるように、スキルを学ばなければならないと思います。
親になる前に赤ちゃんのお世話をしたことのある人は、今の親たちはほとんどいないでしょう。
そういう人たちに赤ちゃんが産まれて「さあ親ですよ!!」と言ってもどうすればいいかわからない。情報だけはたくさんありますが、あふれすぎています。
だから、保健所も産院も子育て支援センターも保育園も、具体的にスキルを教えていく必要があると私は思います。
思いだけでは親になれません。もちろん、思いは大切ですが。
それで、生活に密着して子どもと楽しむ絵本を20冊近く紹介しました。
例えば、「食べる」ことでは、おいしそうな絵本。「排泄する」では、楽しくおまるに座れるようになる絵本。「寝る」では、ゆったりと安心して眠りにつけそうな絵本。
そういう絵本を読みながら、お母さんも赤ちゃんもご機嫌さんになっていただけるように、今後もささやかな支援を続けていきたいと思います。
クー