ワニくんとかわいい木/BL出版
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娘の通う保育園では、「絵本交換」という習慣がある。
毎週一冊絵本を借りてきて、それを親が子を膝に乗せて読み聞かせをするという趣旨だ。

知っている話も多いが、この「ワニくん」シリーズは知らなかった。

初めて読んだのは、「ワニくんとひるねの木」で、

ワニくんがお気に入りだったお昼寝場所の木がなくなってしまい、
他の木を試すも、やっぱりあの木がよくてさまよい歩く・・・
という可愛い話にぐっと来て私の方が大好きになった。
ワニくんのひるねの木/BL出版
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今では借りてきた絵本が「ワニくん」シリーズだと、私が一人で先に読んでしまうほど。

そして今週は、「ワニくんとかわいい木」というお話だった。

これもワニくんと木の話で、かわいい芽を見つけてワニくんが大事に育てるけれど、

大きくなりすぎて・・・・・さて、ワニくんどうするといったお話。

やっぱり可愛くて、娘と一緒に笑いながら読んだ。

文字も少なく、危険な冒険やワクワクする魔法も出てこないけれど

ほっこり優しくなれるお話ばかり。

残業続きで夜ごはんがぞんざいになり、

お風呂もそこそこに床に入るというすさんだ生活の私には

とびっきりの癒しだった。

神様、ありがとう。

あ、違う。園長先生、この本を買ってくれてありがとう、かな?


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水やりはいつも深夜だけど/KADOKAWA/角川書店

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お気に入り登録している、
毒魔女図書館さんで紹介されていた一冊。
毒魔女図書館さんは本の紹介がとてもうまくて、
どれも読みたくなるから困る苦笑

そして、この本。
夜寝る前に読み始めたら止まらなくなり、
そのままボロボロ泣きながら深夜に読了したという、
なんとも私の美容的に問題のあった作品ガーン

どれも私のことじゃないのに、
どれも私のことのように心に迫る短編集。
私はセレブ主婦ブロガーでもないし、
自分を置いて行った絵描きの母親もいない。
なのに

「なんで知ってるの?私の気持ちをどうしてここまで書けるの?」

と、まるで自分の日記を読んでる気分にさせられた。
日記でもここまでリアルに私の気持ちを書いていない。
私と同じ悩みや恐れ、憎しみや悲しみを
少しずつ切り取って、見せつけてくる。
そこから逃げ出したい!と、
もがく主人公はいつの間にか、いつだったかの私にすり替わっていて
苦しくて苦しくて仕方ない。
でもふと気がつくのだ。
この状況から抜け出すには、自分で踏み出さないとダメだということを。
自分の一歩しかこの状況は変えられないと。

そして必ずどの話でも小さいけれど自分の力で踏み出す一歩により
主人公と私は救われる。
その安堵感と言ったら。

おかげで読み終わった後、
誰かに散々愚痴を聞いてもらった飲み会の帰り道のように
気分が高揚して全然眠れなくなった。
泣きはらした瞼が腫れないように祈りながら
興奮した自分を叱りつつ、寝床で寝がえりを何度も打った。

でもとても幸せだった。


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くちびるに歌を (小学館文庫)/小学館

¥669
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この本は日本の宝になる
というキャッチフレーズにつられて手に取った。
五島の合唱部がNコンを目指す青春ストーリー。

くちびるに歌を持て、ほがらかな調子で

と、松山先生がつねづね部員にいう言葉がミソだ。
合唱部に入ることにより、この言葉の下、
同世代の仲間と心を合わせ、一つの歌を表現する作業を重ねていく少年少女たち。
平和そうに見える五島列島の中の一つの島に住む少女たちにも
抱えきれない悩みや過去がある。
自閉症を患う兄を持つ弟の、兄に対する愛情の鎖と自分の人生の自由を求める翼のアンバランスさ。
母親を捨てた父親に対する嫌悪感をすべての男性にあてはめて嫌ってしまう少女の頑なさ。
早熟ゆえに起こしてしまった軽率な行動を払拭しようと動く無鉄砲さ。
歌を通じて、自分の心と向き合い、人の心に寄り添うことでこれらを昇華していく様は、
見ている者の心まで洗う気がする。

ラストの3人で始めた合唱が、他校の生徒も巻き込み、
大きな合唱の渦になるシーンには、
一人で背負わなくても誰かが助けてくれるよ、というメッセージが込められている気がして、
泣けてきた。

中学生には重い話だが、中学生にこそ読んでほしい。
きみは一人でやらなくてもいい。
きっと君の心を受け止めて手を差し伸べてくれる誰かは、きっといる。

くちびるに歌を持て。

笑って。


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