「神様の観覧車」
6月7日 19:00 青山円形劇場
作・演出 渡辺 啓
- CAST 美山加恋 中河内雅貴 福田転球 増田裕生 聖也
- 井関佳子 田島 潤 大川良太郎 平沼紀久
ネタバレありますのでこれからご覧になる方はお気をつけください
過酷すぎるヒロインの運命・・・2時間の上演時間中
アチコチで涙を拭う姿(円形劇場なので他のお客さんの姿が・・・)や
すすり泣きの声で満ちていましたが
ただ、可哀想なだけではなく
笑いやエンタメの要素も入れてくれたのが嬉しい
3歳で遊園地の事故により両親と視力を失った少女が美山加恋ちゃん
あの凛ちゃん(と言われることは好きじゃないのかもしれない)が
すっかりレディーになっていました
声と台詞の間がいいですねぇ
盲目の演技も上手です
ただ舞台とはいえ、加恋ちゃん
小柄でスタイルがうーんなのですね
でも女優として頑張っていってほしいと思います
そんな彼女に精一杯の愛情を注ぐ3人の兄
マサくん、まさかの引きこもり役
いつものキラキラを封印した地味なマサくん
もちろん初めてだけど、こういう役に挑戦してきたことに拍手
次兄のノリさん
ずいぶん前に「あたっく№1」という舞台で見初めまして
結構出演舞台も拝見しましたが
あの頃よりも余裕が出て雰囲気も柔らかくなったし
ずっといい男になったなぁと思いましたよ
珍しいパーマヘアもスタイルがいいから似合う
ノリさんとマサくんは脚を出したスタイルだったけど
2人とも足首がキュンと締まっていて
後ろから見る足首にドキドキしました
多分その他の出演者の方は初めてだったかも
静香(ヒロインの名前ね)の頭の中の登場人物3人
長兄・遊園地のオーナーの息子・医者
それぞれに持ち味を発揮していて
作・演出の渡辺啓さんの才能を感じました
特にラストに近い遊園地に見立てたシーンは
すごく良かったなぁ
ふとしたことで本当の遊園地でないことが分かってしまうんだけれども
そのエピソードの作り方も良かった
ただ、静香が死んだ後のシーンがちょっと長過ぎたかも
私は俳句を少しだけやっているせいか
感情をいちい説明したり述べたりするのがあまり好きじゃない
そこは役者の表情だったりいろいろな形で表現できるはずだと
感じてしまうんですよ
なんて偉そうなこと言ってしまいましたが
観て良かった、悲しいけれど
ちょっと心が温かくなる優しさに溢れた舞台でした