「輪廻くん」


 9月15日 19:00 下北沢駅前劇場



 作 高山なおき  

 
 演出 ノゾエ征爾  

 出演  高橋 一生  田辺 日太 ノゾエ征爾




何と言っても高橋一生ですよ

「医龍」や「名前をなくした女神」などの演技も記憶に新しいし

そこそこ名前も顔も知られている彼がこんな小さな劇場で

演じてくれるなんて・・・

多分、芝居が根っから好きなのに違いないと思ったから

本気でチケット取りました






以下ネタバレあります、未見の方はスル―して下さいね






出演者は3人いますが、基本的にひとり芝居です

分量的には高橋一生さんが3分の2くらい

そして田辺さんのひとり芝居が残り3分の1っていうところです

ノゾエさんは脇というか、その他というか基本演じていません




劇場に入ると横長の舞台の縦の真ん中あたりに横に長い

アクリル板のような透明な板があってびっしりイラストが描かれていますが

その裏にすでに出演者がいます

透明な板なのでもちろん何をやっているかも見えてます

高橋さんはストレッチをしたりしてました



開演直前に板の裏側からユニット家具のような白いボックスを持って

高橋さん以外のおふたりが登場され、椅子や電話などの小物も配備されます

と、裏から高橋さんが登場しライトがあたると開演です



いきなり部屋(という設定)に転がっていた壜につまづいたり

椅子に座ろうとすると椅子がペチャンコになったり

そして「わからない、なにもかも」という台詞

白いTシャツに生成りのパンツ、足は裸足という姿で

スッと出てきた時になんだかダンサーっぽいと思いました



最初に登場したのは記憶喪失の男

そして次は死刑囚、次は自殺しかけている男

というように死んでまた違う人の体になる

すなわちこれが輪廻なんですが

簡単な衣装の下の上半身を見せてくれたり(細マッチョでした)

ちょっとした仕掛けを使って肉体を思い切り使って

バランスのいいところを見せてくれる


顔はご存知のとおりスッとした昔でいうところのしょうゆ顔ですが

ライトのせいか顔じゅう汗びっしょり、でも表情も声色もさすがです


その後輪廻を繰り返す男は高橋さんから田辺さんに引き継がれ

最後には思わぬというかああやっぱりというかの結末へと導かれます




個人的に疑問だったのは

この中ではもうすぐ死にそうな人に生まれ変るという設定なんだけど

その死にそうな人にもそれまでの人生があったはずで

その精神というか魂というか、それはどこいっちゃったんでしょう?



私が考える輪廻というのは所謂前世で

輪廻転生について否定はしないけど

これはまた別の話ですよね?


ただ、芝居としては面白かったですよ

慢性寝不足なので

ストプレは睡魔に襲われること暫しなんですが

今回は全くなかったもの


それくらい一生さんの一挙手一投足に目が釘付けでした


終演後はすぐにトークショー

予め質問箱に投票された質問用紙を取りだしてお三方が答えるというもの

芝居についてとかプロとかという難しい質問が多かったので

もちろん自分の中に答えはあるんでしょうけれど

ちょっと答えずらそうだった

そこで途中からは挙手制での生質問にチェンジ

今日のお昼は何食べましたか?とか

ツイッターを始めた理由とか簡単な質問でしたけど


一生さん、食べることにはあまり興味がないらしい

そこは残念だけど、一生さんやはり素敵な役者だったなぁ