約1ヶ月前に出していた大きな宿題があります。
大きな中間テストがあったり、宿泊体験があったりと慌ただしかったため、1ヶ月の猶予を設けました。
早く宿題をした子は先に提出してくれましたが、やっとみんなのプリントが集まりました。
この宿題は調理実習でお茶をいれたあとに毎年行っている宿題で、数ある課題のなかでも一番といっても良いくらい興味深く、とても幸せな気分にさせてくれるプリントです。


画像にあるようなA3の用紙で、プリントの内容は
・用意した材料・道具、作り方など。
・写真または絵
・家族のためにお茶を入れた感想
・ご家族より一言
の構成です。
用意したフルーツやお菓子は家族によってまちまち。
「温かい日本茶を家族のためにいれる」という決まりだけ守れば他は何でもいい、と話してあります。
実習のときと全く同じ道具ではないですし、5人で協力して行っていた調理実習とはちがい、一人で行わなければなりません。
勝手がかわったり、相談する人がいなくなるだけで、随分勝手がかわってくるはずです。
不慣れなところはあるとおもいますが、大切な人のために一生懸命何かをするという喜びを味わってもらうことが一つの目的です。
もう一つの目的は、
家族のみなさんに、家庭科でやっていることを理解してもらうこと。
「こんなこと学んだよー!」
とできるようになったことをぜひ、伝えてもらいたいと思っています。
そして、もう一つ。(まだまだ続きます…

)
大人があたり前にできることを子どももできるだろう、知っているだろう、と思い込んでしまっているため、実際子どもは思ったよりもできないということを家族のみなさんに知ってもらうこと。
(これは一概には全てに当てはまるとは言えないと思いますが、私は親として注意しなければならないと思うことがこのことになります。)
そして、もうひとつ。
子どもは大人が思うよりもしっかり色んなことができるようになっているということを知ってもらうため。
できないことも不慣れなこともあると思うけれども、実習で学んだことを思い出しながらでもいい、教科書を見ながらでもいい。それでも、頑張ってできなかったことができるようになった姿を知ってもらいたいと思いました。
そしてそして、もうひとつ。
家族が一緒にお茶を飲むことで、団らんをもってもらうこと。
団らんって良いな、こういうことなのか!
と多くの家庭でぜひ、知ってもらいたい。
そしてそしてそして、もうひとつ。
「お茶を入れる」から進化させること。
これはお茶を入れたことで、
「本当はお茶の種類によってお湯の温度を変えた方がいいのよ」
「いっしょにお茶の葉を選びにいきましょう」
「日本茶だけでなく、色んな国のお茶があるのよ」
とお茶好きのお母さんが、子どもに世界を広げていく…。
そんな進化を期待して。
そしてそして、最後にそして。
大切な人のために何かをすることの大切さ、喜びを自らが体験して知って欲しい。
お互いに心が温かくなるという体験をぜひともしてもらいたい、そんな願いを込めました。
各家庭での取り組み方は様々ですが、
毎年涙もろい私は涙を流しながら、「ご家族からの一言」に目を通します。
本当にありがたい一言だと感じます。
今日は一つご紹介。
女の子のおばあちゃんより感想をいただきました。
「孫は物心ついた頃からペットボトルのお茶に慣れ、熱いお茶を好まないようになり、お茶好きな私は残念に思っておりました。今日は珍しく「熱い緑茶の淹れ方を教えて」と言われ、嬉しいやら驚くやら。一から教えましたが、その通りにやってくれまして。おいしいお茶の初めての体験であり、これからの実生活の中に生かしてほしいと思います。」
となんとも心暖まるステキな感想をいただきました。
こういうお話を聞くと、嬉しくて嬉しくて。
この職をやっていて本当に良かったとありがたいと感じる瞬間です。