オトン。
息子には手伝ってくれる人がいっぱいおる。
オトンのおかげや。
ありがとうな。
あの病室で手つなぎながら、いっぱい泣いたこと思い出した。
切な過ぎて、愛おし過ぎて、無理な願いをいっぱいした。
その願いはオトンにしたんか、神様やら星にしてたんかはわからん。
二人の手の上に、いっぱい俺の涙が落ちたな。
オトンはもう声も出されへんかった。
声の代わりに、力いっぱい握り返してくれたあの手の感触、忘れることはない。
そのとき、約束したやんか。
俺はその約束守るよ。
見ててくれ、オトン。