当ブログは太田社会保険労務士事務所の公式ブログですが、記事のほとんどは趣味や日常を扱ったものです。

 

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こんにちは!スタッフの太田彬です。

 

先日、東京都現代美術館で開催中の『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ』展に足を運びました。

 

私の世代の男性にとっては、ディオールというと、エディ・スリマンがデザインを手がけたディオール・オムが今も鮮烈に記憶に焼き付いています。

 

当時はとにかく細ければ細いほどかっこ良いという時代でしたね。

 

さて、この展覧会ではクリスチャン・ディオールの歴代デザイナーが残したアーカイブが一堂に会します。

 

 

鑑賞中、周りには男性がほとんどいなくて、20代くらいの若い女性の姿が目立ちました。

 

そのほとんどはディオールのお得意様という感じではなく、ファッションが好きなごく普通の女性たちでした。

 

彼女たちがうっとりする様子は、何か幼い女の子がディズニー映画のお姫様に憧れる姿を見ているようでもありました。

 

ムッシュ・ディオール自身も、「私の作るドレスは女性をプリンセスに変える」という言葉を遺していて、やっぱり!と思いました。

 

 

これはクリスチャン・ディオールによる、大胆なリボン使いが楽しい清楚なドレス。

 

ディオールの洋服はどれも、女性が女性であることを謳歌するもののように思いました。

 

 

こちらはミニマリズムで有名なラフ・シモンズによるもの。

 

幾何学的なのにフェミニンという、スタイリッシュなデザインです。

 

 
そして、これはイヴ・サンローランによるもの。ゆったりしたラインがきれいですね。
 
ディオールの急逝後、21歳でメゾンを任された若き「モードの帝王」は、60年代の自由な空気をデザインに取り入れたそうです。
 
展示室はこのように全体が一つのインスタレーションになっています。

 

 
白一面の圧力と、うっとりする女性たちの中にぽつんと男の自分がいる気恥ずかしさに圧倒された展示室でした。

 

 
色をテーマにしたこの展示室は、実際には左右にもっと様々な色が広がっています。
 
「夢のクチュリエ」というだけあり、ファッションを通じて女性たちに夢を見せたムッシュ・ディオールの美学。
 
それは普遍的で、現代においても強靭な魅力を湛えていると思いました!(正直、男の私には理解できない部分も多々ありましたが…)